【禁書目録SS】御坂美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」

303:美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」:2010/05/16(日) 20:04:52.98 ID:FBGAMwA0

4つ目投下します。ただし、ペースは今までよりゆっくりです。
ある日のこと…
佐天「……そういえば、御坂さんっていつからレベル5なんですか?」
美琴「な、なによ一体、やぶからぼうに」
佐天「いやあ、だって御坂さん、私たちと知り合った時にはもう
レベル5だったじゃないですか!

……けど、もともと御坂さんってレベル1だったって話だから、
レベル2や3だった時期だってあるわけですよね。

だったら、一体いつレベル5になったのか少し気になって…」
初春「ああ、確かに御坂さんって今でこそ常盤台のレベル5
っていうのが定着してますけど、初めからレベル5だったって
わけじゃないですもんね」

304:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:15:11.04 ID:FBGAMwA0

美琴「そんなのあたりまえじゃない!
……それに、私がレベル5になったのって
ほんの2年前くらいの話よ?」
佐天「え!そうなんですか!?ってことは御坂さんが今、中学2年生だから…」
初春「小学6年生の時ですね~。へー、知らなかったです!」
美琴「ええ…正確には小学6年生の夏くらいだったかしら……?」
佐天「けど、なんか変な感じですね。
私たちはレベル5の御坂さんのイメージしかないからかもしれないけど…

…御坂さんにレベル5じゃなかった時期があったなんて」

305:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:30:59.84 ID:FBGAMwA0

初春「確かにそうですね。まさか、御坂さんがレベル5になってから
まだ2年くらいしかたってないだなんて。意外です」
美琴「そ、そんなに意外かしら…?私、どちらかって言うと
レベル5より、レベル3や4だった時期の方が長かったんだけどなあ…」
佐天「ええ~、そーなんですかぁ?やっぱりなんか意外だなあ…
白井さんもそう思いますよね?」
黒子「…あら佐天さん、ワタクシは元々、そのくらい知っておりましたわよ」

306:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:35:49.51 ID:FBGAMwA0

佐天「ええ、そーなんですか?」
初春「さすが、白井さん!!御坂さんのルームメイトだけのことは
ありますね!!」
黒子「はん!なーにを馬鹿なことを言っておりますの初春。お姉さまが
レベル5になった時の話なんて
ワタクシでなくても、学園都市に住んでいる者なら皆知ってて当然の
話ではないですの」
佐天「え、なんでですか??」

307:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:40:18.52 ID:FBGAMwA0

黒子「あら佐天さん、覚えてないんですの?

…だってお姉さまがレベル5になった時、学園都市であんなに
話題になったではありませんか」
佐天「え?そ、そうでしたっけ?」
黒子「ええ。ちょうど今から、2年前というと…
ワタクシがジャッジメントに入りたての頃ですわね。

その頃の学園都市は、新たなレベル5が誕生したって
話で持ち切りだったんですの」
初春「あ!そういえば、そんなことありましたね、すっかり忘れてました!
そっかぁ…今思い返すと、あの時、話題になったレベル5が御坂さんだったんだあ」
美琴「え、そ、そんなに話題になったかしら?
確かに私の周りではそんな感じはあったけど、
学園都市中で話題になったってのはいいすぎじゃない?」

308:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:46:31.96 ID:FBGAMwA0

黒子「いえ、そんなことはありませんの!!

…お姉さま、黒子は…その話を聞いた時から
是非とも、お姉さまにお仕えしたいと思っていたんですわ!!

その願いが2年越しにかなって、黒子は……黒子は感激ですの!!」
美琴「あーーもーー!!いちいちうっとおしいわね、アンタは!!」
佐天「へー、けど、そうだったんだぁ
私、そういう話疎いから、覚えてないのかなあ……」

309:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:52:46.53 ID:FBGAMwA0

黒子「…ちなみに、レベル5になるより前……レベル4だった頃からお姉さまは、
すべてのレベル4の中で、今最もレベル5に近い『電撃使い』として、
知る人ぞ知るちょっとした有名人だったんですの」
初春「あ!そういえばなんか、その話も聞いたことありますね」
美琴「ああ、そんなこともあったかしらねぇ……」
佐天「そっかあ、そうなんだあ…

…ねえ、御坂さん!
レベル4からレベル5になった時って、
自分自身はどんな気持ちだったんですか!?」
美琴「え、ええ!?何よそれ、き、気持ち???」

311:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 20:57:45.77 ID:FBGAMwA0

佐天「え、いや、だって御坂さん、2年前のその時、学園都市の頂点まで
登り詰めたわけじゃないですか!その時の心境ってすごく興味あるんですけど!!」
黒子「確かに。レベル4からレベル5になった時の気持ちなんて、
ワタクシたちには想像もつかないですから……興味ありますわね」
初春「当時、話題の中心だった張本人ですもんね。聞いてみたいです!
それと、レベル4時代の御坂さんの話なんかもすっごく興味があるんですけどっ!!」
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」

312:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 21:05:06.17 ID:FBGAMwA0

……………

今から2年前……
とある研究室

研究員A「美琴ちゃん!この間の能力検査の結果、また数値が上がっていたわよ!」
美琴「え、ほんとに!?」
研究員A「ええ、ほんとよ、よく頑張ったわね」
美琴「そうなんだ、やったぁ!!」
研究員A「美琴ちゃん……前々から美琴ちゃんの成長スピードには
驚かされていたけど、ここ最近の成長ぶりは特に目覚ましいものがあるわ!

ホント、すごいわ美琴ちゃん!!!」
美琴「え、そ、そうかな?へへへ……」

313:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/16(日) 21:10:34.22 ID:FBGAMwA0

研究員B「確かに、ホントにすごいわ美琴ちゃん……
この分なら近いかもしれないわね…

…美琴ちゃんがレベル5になる日が来るのは…」
美琴「レベル5……?わ、私が……??」
研究員A「ええ!!美琴ちゃんなら絶対になれるわ!!
なんせ今、学園都市にいるレベル4の中で
最もレベル5に近い『電撃使い』っていわれているんだから!!」
美琴「……………」
美琴「(レベル5……今まで、ただがむしゃらに
目の前のハードルを頑張って飛び越えてきたけど……

私、とうとう、こんなところまで来たんだ……!!!)

……………

――…御坂美琴、今は昔の小学校時代のお話……

331:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 20:47:08.82 ID:hk/p4ko0

ある日

とある研究室

研究員A「……よーし!!今日のトレーニングはこれで終わりよ!
お疲れ様、美琴ちゃん!!……もう帰っていいわよ!」
美琴「う、うん……」
研究員A「…?どうしたの、美琴ちゃん??」
美琴「……う、うん……え、えっと、あのさぁ……」
研究員A「ん?どうしたの??」

332:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 20:50:58.50 ID:hk/p4ko0

美琴「あ、あの……きょ、今日もお邪魔しちゃだめかな、
その、おねえちゃんのお家に…」
研究員A「あら、また私の家に泊まりたいの?
……そんなに自分の家に帰るのが嫌?」
美琴「う、うん。だって寮は一人ぼっちで寂しいしさ……だめかなあ?」
研究員A「いいえ、そんなことないわよ?
けど、私はまだ研究室で仕事が残ってるから、
先に私の家に行っといてちょうだい!

……ほら、家の鍵の渡しておくからさ」
美琴「うん、ありがとう!!じゃあ、先に家に行っとくわね!!

…それじゃ、お先に!!」
…………

333:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 20:57:14.36 ID:hk/p4ko0

……………

研究員A「……それにしても、ホント、大したものですよね、美琴ちゃんは」
研究員B「そうね。私たちが、美琴ちゃんの能力開発に携わってもう3年になるけど
……正直、ここまで伸びるとは思わなかったわ」
研究員A「ええ……!!こんな短期間でここまで成長する子なんて、
そういないですよね!!」
研究員B「そうね……3年前、美琴ちゃんを受け持った時、
初めはたった一人のレベル3の為に研究所を設けるなんて、
上層部の連中は何を考えているのかと思ったけど…

…最近、ようやくその理由が分かったわ。
ホント、大した才能だわ、あの子」

334:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 21:12:17.18 ID:hk/p4ko0

研究員A 「才能だなんて…た、確かにそれもあるのかもしれないですけど……
美琴ちゃんがここまでこれたのは、彼女自身の努力のおかげですよ?
美琴ちゃんのがんばりを才能で片づけちゃうのは、私はあんまり……」
研究員B「あら、そうかしら?私は、結局、能力なんてのは結局は才能だと思うけどね
だって、いくら努力したってずっとレベル0やレベル1の子供だっているのよ?」
研究員A「け、けど、私、やっぱり美琴ちゃんの頑張りは
もっと評価されてもいいと思いますよ!?

……だ、だって、この3年間、私たちが出す厳しい能力開発カリキュラムにも
文句ひとつ言わないで……耐え抜いてきたじゃないですか!!」

337:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 21:26:23.94 ID:hk/p4ko0

研究員B「ま、まあ確かにそれは否定しないわ……あれだけのメニューをこなせば、
ほとんどの生徒は音を上げてしまうのが普通ですもんね」
研究員A「そうそう、そうでしょ!?」
研究員B「……まあ、いずれにしてもあの子、このまま順調に伸びていけば、
お世辞でもなんでもなく、ホントにレベル5に到達するかもしれないわね」
研究員A「ええ!!!最近は特に調子がいいし
美琴ちゃんなら、絶対になれますよ、レベル5に!!」
研究員B「そうね……いま現在、学園都市に君臨するレベル5達…
…『未元物質』や『原子崩し』…

…そして『一方通行』……

……あーいった化け物連中に、美琴ちゃんがどこまで割って入れるか楽しみね」
研究員A「ええ!!あんな古参の連中に負けませんよ、美琴ちゃんは!!」

338:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 21:46:20.83 ID:hk/p4ko0

研究員B「……それはそうとあなた、最近美琴ちゃんとなれあいすぎじゃないかしら?」
研究員A「え、どういうことですか??」
研究員B「知ってるのよ?あなたがちょくちょく、
自分の家に美琴ちゃんを泊めたりしてるのを…
…それに、自分のことを『おねえちゃん』、なんて呼ばせたりして」
研究員A「ええ、し、知っていたんですか!?
あ、け、けど、後半の方は、別に私が呼ばせてるわけじゃないですよ!!
あれは美琴ちゃんがそう呼びたい、っていうから」
研究員B「……あのねえ、悪い言い方かもしれないけど、美琴ちゃんは所詮、
私たちにとって研究対象でしかないんだから…

…あんまり仲良くするのはどうかと思うわよ?」

339:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 21:51:08.22 ID:hk/p4ko0

研究員A「な!そ、そんな言い方止めてください!!研究対象だなんて……!!

……わ、私たちもう知りあって3年目ですよ!?

そ、それに美琴ちゃんは、まだあんなに小さいのに親元を離れて
頑張っているというのに……そんな冷たい言い方しなくても……」
研究員B「何いってんのよ、あなたが親代わりにでもなろうっての?
それに、親元を離れて頑張ってるのは、学園都市の生徒皆に当てはまることじゃない」
研究員A「そ、それはそうですが…」

340:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 21:53:46.90 ID:hk/p4ko0

研究員B「……それに、忘れてはいけないわよ。
能力開発といえば聞こえはいいかもしれないけど……

結局、私たちはこの学園都市に住んでいる
子供の頭の中をいじくって生きている人種ってことを」
研究員A「……………」
研究員B「実験の為に、時に子供に無理を強いることだって
あるかもしれないんだから、
あんまり情が移るのはよくないわよ」
研究員A「……………わ、私はそれでも、美琴ちゃんを……」
研究員B「……、まあ、いいわ。それはあなたの自由だから。
別に私は、無理に止めるつもりはないわ」

…………………

341:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 22:09:07.20 ID:hk/p4ko0

……………

その夜

研究員A「ただいまー」
美琴「おかえりー、おねえちゃん」
研究員A「あら、どーしたの美琴ちゃん、エプロン姿で台所に立って!!
って、なにかしら、このいい匂いは!!??」
美琴「うん、おねえちゃんお腹すかしてると思って。晩御飯を準備してたの!!」
研究員A「あ、ありがとう、美琴ちゃん!!
わ、私、普段、カップラーメン生活だから嬉しいわ!!」

美琴「か、カップラーメンって……おねえちゃん…」

343:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 22:26:52.63 ID:hk/p4ko0

………

研究員A「ごちそーさまぁ!!」
美琴「どう、おいしかった、おねえちゃん??」
研究員A「ええ、とってもおいしかったわよ!!
………あ、そうだわ、美琴ちゃん!!
晩御飯を作ってくれたお礼にプレゼントあげるわ!!」
美琴「プレゼント??」
研究員A「じゃじゃーん!!これよ!!良く分からないカエルのストラップゥゥ!!

…いやあ、こないだ携帯を新規で変えたらもれなくついてきたんだけどー
なんかあんまり可愛くないからさぁ、美琴ちゃんにあげるっ!!

……って美琴ちゃんもいらないか、あははは」
どんがらがらどっしゃーん!!!!
研究員A「み、美琴ちゃん!!??」

344:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 22:30:36.17 ID:hk/p4ko0

研究員A「ど、どうしたの!?そ、そんな盛大にずッ転げて!!」
美琴「か、か、か、かわいすぎるわ……」
研究員A「へ?」
美琴「こ、このストラップ、ほほほほほんとにくれるのよね、おねえちゃん!??

なんなの、このキャラ!?なんなの、このカエル!!
はじめてみたんだけど!??な、なんて名前のキャラなの、おねえちゃん!!??」
研究員A「え……い、いや……た、たしか、新商品らしいんだけど…
…なんていってたかしら……確か……ゲコ太、だったかしら………?」
美琴「……ゲコ太……!!!し、信じられない……!!!!
なんて、チャーミングなネーミングなの………!!!!」

345:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 22:33:24.75 ID:hk/p4ko0

研究員A「って、み、美琴ちゃん!??き、気にいったの!??
そのキャラのこと!??

だ、だってカエルよ!??両生類よ!??
どこの世界にこんなものもらってよろこぶ女の子が……!!!!」
美琴「ななななにいってんのよ、おねえちゃん!!!
言っとくけど、このゲコ太は、来るわよ!!!絶対に!!
近い将来、必ず大人気になるわ!!!

だって……かわいすぎるものっっっ!!!」
研究員A「(い、意外にこういう趣味なのね、美琴ちゃん…
…け、けどまあ、女の子って中学校に上がれば、大人っぽい趣味になることが多いし…

…今のうちだけかしらね…)」

346:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 22:51:35.54 ID:hk/p4ko0

…………

研究員A「……それはそうと美琴ちゃん、最近、頑張ってるわね」
美琴「え……そ、そうかな」
研究員A「ええ……今年の美琴ちゃんの能力開発カリキュラムは、
今まで以上に厳しいものになってるけど…
…ひとつも文句を言うことなく、頑張っているものね……ホント、すごいわ」
美琴「えへへ……な、なんか最近、褒めすぎじゃない?て、照れちゃうなあ…」
研究員A「けど、それにしたって、今年に入ってからの美琴ちゃんの
成長スピードは異常だわ…

…こんなに急成長するなんて、誰も予想できな
かったことなのよ?………何か秘訣でもあるのかしら??」
美琴「そ、そうなんだ……やっぱりアレが効いてるのかしら?」
研究員A「アレ……?アレって……?」

347:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 23:03:57.75 ID:hk/p4ko0

美琴「実はね……今年に入ってから、研究室から帰ってからもこっそり訓練してるの」
研究員A「ええ!?じゃ、じゃあ研究室でやってるカリキュラムだけじゃなく、
自分でもトレーニングしてたの!??」
美琴「うん……あ、けど、訓練っていっても、
家で一人でイメージトレーニングみたいなことをしてるだけなんだけどね」
研究員A「(家に帰ってもそんなことをしてたなんて……)」

348:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 23:06:16.29 ID:hk/p4ko0

美琴「それでね、おねえちゃん!!
これは、皆には内緒なんだけど………

わたし、そのトレーニングで必殺技を考えてるのよ、必殺技を!!」
研究員A「はあ?ひ、必殺技って、なによそれ??」
美琴「なにって……そのまんまよ、必殺技よ必殺技!!
よく少年漫画の主人公は、皆、必殺技もってるんだからっ!!

だから、私もつくろうと思ってさ……!!自分のオリジナルの必殺技を!!」
研究員A「ふ、ふーーん……イメージトレーニングで、必殺技を、ねえ……はは」

349:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/17(月) 23:07:36.44 ID:hk/p4ko0

美琴「それでねっ、最近ようやくイメージが固まってきたのよ、必殺技の!!
……お姉ちゃんだけに教えてあげるわ、私の必殺技の全貌を!!!」
研究員A「(必殺技だなんて……なんか、なんだかんだいっても、まだまだ子供ねえ………)

う、うんうん……それでそれで…?その必殺技の全貌ってのは……??」
美琴「あのね、『超電磁砲』、って知ってる……?」

………………

360:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 22:56:21.78 ID:CudStVg0

次の日

美琴が通う小学校
昼休み……
美咲「ええー、それじゃあ、今日も放課後、
みんなと一緒に遊べないのぉ、美琴ちゃん!?」
美琴「う、うん……ごめんね美咲ちゃん…今日も、
学校が終わったら研究所行ってカリキュラムをこなさないと……」
美咲「そんなこと言って……最近毎日そればっかり……!
私、6年生になってからほとんど
美琴ちゃんと遊んだ記憶ないんだけど!」
美琴「ほんとごめん、美咲ちゃん!!この借りは必ず返すからっっ!!」
美咲「んもう、その言い訳も何回聞いたことか…」

361:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 22:58:59.21 ID:CudStVg0

女生徒A「けど、御坂ちゃんすごいよねぇ……能力開発の為に
自分御用達の研究所があるなんて!」
女生徒B「ほんとほんと……!っていうか、この学校でレベル4なんて御坂ちゃんだけだよ!?」
女生徒C「私たちの小学校……ほとんどレベル0が1ばっかりだもんね…
…よくてレベル2くらいなのに…」
美咲「あーあ、美琴ちゃんも昔は私と同じレベル1だったのにさ、
……なんで、こんなに差がついちゃったんだろう…うらやましいなあ美琴ちゃん」

362:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 23:02:00.68 ID:CudStVg0

美琴「そ、そう……?うらやましいかなぁ…
…あんまり自分ではなんとも思ってないんだけど……」
美咲「なんだかなぁ……最近、美琴ちゃんが遠いところにいったみたいで
……なんか、私はやだなあ……」
美琴「え、な、なに言ってんのよ美咲ちゃん!なんでそんなこと言うの!!
私は私じゃない!レベルがいくつになったって、全然変わらないわ!!」
美咲「………そ、そうよね、そうだよね、変なこと言ってごめん、美琴ちゃん」

ガラッ(教室のドアがひらく音)
先生「ええと……ああ、いたいた……

……御坂、ちょっと話があるんだけど、いいか?」
美琴「え、私ですか??……はい、いいですけど…??」
……………

363:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 23:04:22.99 ID:CudStVg0

……………

美琴「進路相談?」
先生「ああ、先生もこの学校に赴任してきて、
生徒に進路相談なんてするのは初めてなんだがなぁ…

…だって、たいていここの学校の生徒は、ここの近くにある中学校に、
試験もなくそのまま進学するのが普通だしな」
美琴「え、だったら、なんで私だけ、進路相談なんて……」

365:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 23:08:03.74 ID:CudStVg0

先生「まあ、お前はここの小学校始まって以来のレベル4の能力者だしな…
お前がこの先、自分の能力を伸ばして行こうと考えたら、
皆と同じ中学校じゃあちょっとなあ……

……要するにもっと能力開発のカリキュラムなんかが充実した、
ランクの高い中学校に言った方がいいと思うんだ」
美琴「………け、けど…わたしは……美咲ちゃんと…
…みんなと同じ中学校に進学したいです」
先生「御坂……しかしな…お前の実力なら、どこの中学校でも……」
美琴「だ、だって、能力は必ずしも
そういう学校に行かなきゃ向上しないわけじゃないし……!!
そ、それに……!!私には、能力開発の為の、専属の研究所もあるから……!!」
先生「まあ、そうだな……いや、確かにそうなんだろうが……」
美琴「……?」
先生「いや……いいんだ、最終的にはお前が決めることだからな。
けどな、先生が言ったこともよく覚えといてくれ、

お前には、そういう選択肢もあるってことを」

367:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 23:19:27.97 ID:CudStVg0

その数ヶ月後……御坂美琴、小学6年生の夏

研究所でのシステムスキャンの日

『………記録……砲弾初速1018m/sec、連発能力7発/min、着弾分布17.8mm………
………総合評価、レベル5』
美琴「……………え?…」

368:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/19(水) 23:35:24.25 ID:CudStVg0

……………

研究員B「……………な、や、やったわ、とうとう………」
研究員A「み、美琴ちゃん!!!やった!!やったわ!!
レベル5よ、レベル5になったのよ!??」
美琴「レベル5……わ、わ、私が、レベル5に……!??う、うそ、夢…じゃないの……?」
研究員A「そうよ、美琴ちゃん!!夢じゃないわ!!!
美琴ちゃん、とうとう学園都市のトップに仲間入りしたのよ!!!」
美琴「ほ、ほんとに……!??わ、私、とうとう……!!!」
研究員B「ええ……!そうよ美琴ちゃん!!……け、けど、信じられないわ……!!
ま、まさかこんなに早くこの日が来るなんて……!!!」
研究員A「や、やっぱり美琴ちゃんはすごいわ!!!私たちの想像をはるかに超える
スピードで成長していくんだもの!!!」
美琴「……わ、わたしがレベル5……」
……………

美琴「(………やった!やった!!やった!!!

わ、わたし、とうとう、最後のハードルを
飛び越えたんだわ!!!!…

…レベル1から頑張ってきて………ついに、レベル5に
到達したのね!!!!!!!)」

369:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 00:33:38.11 ID:DtiPptI0

新たに誕生したレベル5の噂は瞬く間に広がり……

学園都市は、御坂美琴の話題で持ち切りになった…
とあるジャッジメント支部

固法「…全く…大したものねえ、まだ小学6年生だってのに…
…こういう子がジャッジメントに入ってきたりしないものかしらねぇ」
黒子「はん!固法先輩ともあろうものが……なにを血迷ったことを言っているんですの!!ジャッジメントの仕事は、能力レベルが高いからって、できるものではありませんわ!!」

370:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 00:41:42.04 ID:DtiPptI0

固法「それは、もちろんそうだけど……」
黒子「そもそも、この御坂美琴って女がどんな人間かも知らずにそんなこと言うなんて……、どーせこんな女、いけすかない性悪女に決まってますのに!!」
固法「き、決まってますって……あなたこそ、
御坂さんに会ったことないのにそんなこと言うなんて、
知らない人のこと、悪く言うのは良くないわよ?」
黒子「はん!全っ然、分かっておりませんのね固法先輩!!
どーせ、レベル5ということを鼻にかけたろくでもない女に決まってますわ!」
固法「そ、そこまで決めつけなくても……
…わたしはいいと思うんだけど…えっと、御坂…美琴さん……

(もしかして、ライバル視してるのかしらね…?)」
黒子「(きいい……!!固法先輩…!!ワタクシにはまだ、ジャッジメントの
仕事を一度もさせてくれない癖に…

…御坂だのわけのわからない女のことを
ジャッジメントにほしいなどど……!!!
くうう…くやしいったら、ありゃしませんわぁ!!)」

371:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 00:44:33.09 ID:DtiPptI0

………とある小学校1

授業中…
先生「………えーー、つまり、パーソナルリアリティとは…」
初春「…………」
初春「(レベル5……すごいなあ、私と一歳しか変わらないのに…
…一体どんな人なんだろう……)」
初春「(一歳しか変わらないってことは……今、小学6年生だよね…
…どこの中学校に行くのかなあ…

…はっ!!!も、もしかして、かの有名な常盤台中学とか……!!!!!)」
初春「(ああ~~いいなあ、うらやましいなあ!!!…
…けど、あれ、常盤台中学に進学するってことは…
…当然、お嬢様……!!はっ!!ってことは、レベル5でありつつお嬢様…!!!)」
初春「(えええええ!!!そ、そんなパーフェクトな人がこの世に存在するなんて……!!

ああーー、是非会ってみたいなぁ、その人…!!名前、なんて言ったっけ……確か……
確か!!!御坂美)」
生徒A「せんせー、初春ちゃんが授業中にぶつぶつうるさいんですけど」
先生「こらああああああ!!またか初春!!!ちゃんと授業を聞かんかああ!!
そんなんだから、ジャッジメントの試験に落ちるんだお前はあ!!しっかりせんかあ!!」
初春「は、はいいいい!!!!!!!!!!」
……………

372:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 00:46:06.52 ID:DtiPptI0

とある小学校2
あけみ「…その話、涙子には言わないほうがいいんじゃない?」
むーちゃん「ええ?なんで??」
あけみ「だって、涙子の奴、こないだのシステムスキャンの結果で、
めちゃめちゃへこんでたじゃん」
むーちゃん「ああ、そう、そーだね…
…せっかく最近、ようやく立ち直ってきたところだし、そんな時に言うことないよね…

…私たちと一歳しか違わない女の子がレベル5になったなんて話は……」

373:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 00:47:43.69 ID:DtiPptI0

あけみ「そーそー……あーあ、けど、うらやましいなー、レベル5なんて!!
なーんか人生余裕、ってかんじだよねー」
まこちん「ほんとだよねー、けど、まあ、ああいうのは才能っしょ?こればっかりは
しょうがないよね」
むーちゃん「そうそう、結局さ、そうなんだよね。涙子もさ、
早く私たちみたいに割り切らないとだめだよね、そうじゃないと辛くてやってられ」
ガラッ!!(教室のドアの開く音)
佐天「おはよーみんな!!」
あけみ「あ、ああ、おはよー涙子!!」
むーちゃん・まこちん「お、おはよー!!」
佐天「あれ?今、なんか話してたでしょ?……何の話してたの??」
あけみ「ええ?べっつになんでもないよ!ねえ、みんな」
むーちゃん・まこちん「え、ええ」
佐天「……??」
あけみ「そ、それより聞いてよ涙子、こないださあ……」
………………

374:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 00:51:53.50 ID:DtiPptI0

とある高校の職員室
小萌「…まさか、小学6年生でレベル5に到達するなんて!!
まったく、大したものなのです!!」
黄泉川「まあ、確かにすごいよな……あれ、けど良く考えたら、レベル5とか、
高位の能力者って、大抵かなり幼い頃から、すでに能力を開花させてるやつが多いじゃん?

…それを考えたらさ、小学6年生でレベル5になったってこと自体は、
そんなにすごいことじゃないじゃん?

むしろ、才能が開花するにしては遅咲きなんじゃないのか?」
小萌「ちっちっ、黄泉川先生は全然わかってないのです!!
今回レベル5になった御坂美琴ちゃんは、元々、小学1年生の時はレベル1だったんですよー?

……それがまさか、6年間の能力開発でレベル5になるなんて……これは、他に類のない、
信じられないケースなんです!!」
黄泉川「レベル1から……?おいおい、ほ、ほんとかよ!??そ、そりゃ、確かにすごいじゃん!?」
小萌「先生としては、一体どんな訓練をしたら、たった6年間でそこまで
能力を向上できたのか、とっても興味があるのです!!

……是非一回、御坂ちゃんに会ってお話を聞いてみたいところなのです!!」
黄泉川「た、たしかにな……私も会ってみたいじゃん、御坂美琴……!」

384:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 22:18:23.05 ID:zp46vB.0

とある研究所

一方通行「興味ねえな」
木原「……なんだよ、つれねえな一方通行…

…ああ、もしかしてテメエ、びびってんてんのか、
その新しいレベル5の野郎に、学園都市1位の座が奪われるんじゃねーかってよお」
一方通行「はああ?なーにいってやがンだ木原、そんな『電撃使い』に毛が
生えたよーなヤツが俺の相手になると思ってンのかァ??頭にウジでもわいて
ンのか、てめえはよォ」

385:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 22:27:07.69 ID:zp46vB.0

木原「はん!ま、そりゃ冗談だが…けどまあ、テメエほどじゃねえが、なかなか利用価値がありそうなヤツみたいなんだわ、これがよぉ…

…その御坂ってのがレベル5になったことで、ある計画が
本格的に始動することになるらしいぜ?

『量産型能力者計画』って言ってなぁ…
…へへ、これが上層部の連中のイカれ具合がよくわかる内容で……」
一方通行「おいおい…頭だけじゃなく耳まで腐っちまったのか木原君よォ、
俺はそんなガキの話、興味ねえ、っつてンだろうが…

…いいからテメエは馬鹿みてえに
俺の能力開発のことだけ考えてりゃいいンだよ、糞野郎が」
木原「……はあ、人がせっかく楽しい話を提供してやろうと思ったのによ…
あーあ、やっぱ駄目だな、テメエみてえなクズ野郎は

まともに話相手すらならねーわ」

387:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 22:41:25.07 ID:zp46vB.0

………………

とある暗部のアジト

垣根「…新たなレベル5ねえ……
……要は、アレイスターのおもちゃがまた1つできたってだけの話だろう?」
ドレスの女「あら、意外につまんない反応ね。せっかくあなたと同じ、
レベル5のお仲間ができたっていうのに」
垣根「はん、新しいレベル5の誕生を、先輩として喜んだりしたら満足だったか?
……悪いが、そんなお仲間意識は持ち合わせてないんでね」
ドレスの女「……ちなみに能力は『電撃使い』らしいんだけど……どうやら、そこらの
『電撃使い』とはランクが違うらしいわよ……
最大出力で10億ボルトは出るんですって、その子」
垣根「はー、そりゃまあ、確かに大したもんだ…
…まさに『電撃使い』の頂点、ってとこか…確かにレベル5だな、それは。
……だが、あいにく俺からしたら、その程度の能力、この世の常識の範疇でしかないな…

遠くおよばねえ……俺の『未元物質』、にはな……!!」

388:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 22:43:41.69 ID:zp46vB.0

とある喫茶店

麦野「……『電撃使い』のレベル5ねえ…
…それで?順位とか能力名はまだ決まってないの?」
フレンダ「うん、結局さ、まだレベル5に到達したことが分かっただけらしくて、
順位が正式にわかるのは少し先らしいよ?…

……まあ、おそらくはレベル5の中でも最下位……
『心理掌握』ってヤツの下になるんじゃないか、って噂だけどね」
絹旗「……順位はともかく、能力名、ってのは普通に
『電撃使い(エレクトロマスター)』になるんじゃないんですか?」

389:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 22:46:34.82 ID:zp46vB.0

麦野「…学校側が決めるような単純な能力名なら、そうなんでしょうけどねぇ…
…けど、能力の名前ってのは、能力開発に携わった
研究者やソイツ自身が決めるケースもあるのよ。

まあ……きっと、学園都市としても、他の『電撃使い(エレクトロマスター)』
との差別化を図るためになにか他の名前を命名したいところでしょうねえ」
フレンダ「ふーん……けどまあ、いくら能力レベルが高くても、
まだまだガキだよねー、小学6年生なんてさ…

あ、けど、小学生っていったらアンタもそうだっけ?…
…一体何歳なのよ、アンタ」
絹旗「アンタではありません、絹旗と呼んでくださいフレンダ…
私はあなたの名前を覚えたのに、超失礼な人ですね」

390:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 22:51:16.10 ID:zp46vB.0

フレンダ「なによ、そんなことで怒ることないでしょうが、
ガキの癖に生意気なやつね」

麦野「はーーい、二人ともケンカしないの!!…
…私たちはこれからチームを組んでお仕事をする仲間になるんだから!」
絹旗「そうは言いいますが…
…一体いつになったら、そのお仕事というのが超舞い込んでくるんですか?
……私たちが集められてもう一週間以上たつというのに」
麦野「さあ、知らないわよそんなこと。…
…とりあえず、待つのも仕事なんだから!ごちゃごちゃ
我がまま言うんじゃないわよ」
フレンダ「ねーー、それより組織名は?組織名はどうなったのさ」
麦野「それもまだ未定よ未定。っていうか、そんなもんなんだっていいでしょうがっ」
麦野「(……ったく……、こいつら、過去にどこで何をしていた連中か知らないけど……
どうも一筋縄じゃいかない連中みたいね…

本当にこんな奴らと組んで、組織としてやっといけんのかしら……?)」
滝壺「……北北西から信号が来てる……」
麦野「(……こいつに至ってはもう全然わけがわからないし……!!)」

……………

391:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 23:17:56.09 ID:zp46vB.0

とある中学校の教室

男子生徒A「…でさあ、そのレベル5になった子、
かなりかわいい子らしいぜ?実際に町で見た奴が言ってたんだけどよ」
男子生徒B「げーーまじかよ!!あーー、
それだったら、来年、俺達の中学校に
こねーかなあ?」
男子生徒C「ばっか、レベル5が俺達の中学なんかに進学するわけねーだろ!?

ああいう女の子は、大覇星祭でも、毎年トップに食い込むような
学校に進学するんだよ、どーせ」
男子生徒A「あ、けどなその子、今かよってる小学校は
別に名門でもなんでもないみたいだぜ?

なんか、学園都市のはずれに立ってるような、
しょぼい小学校の生徒だって噂だけど…」
男子生徒B「へーー、そうなんだ!だ、だったら
中学校も普通のとこに進学する可能性もあるかもしれないじゃんか!!
……もしかしたら、俺達の中学校に進学する可能性も……!!」
男子生徒C「はあ、あるわけねーだろ……そんなこと……なあ、上条?」

392:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 23:22:08.77 ID:zp46vB.0

上条「ぐー、ぐー……」
男子生徒A「おいおい、なーに寝てんだよ上条!!
せっかく俺達が今、旬の話題で盛り上がってるてのによ!!

ほら、起きろよ、学園都市に新しいレベル5が誕生したんだってよ!」
男子生徒B「そーそー、それもすっごいかわいい女の子らしくさあ!!」
上条「……んん…ああ……興味ねーよ俺は……レベル5だか何だか知らないけど……
レベル0の上条さんには、なーーんにも関係ありませんねー……ぐーぐー…」

393:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/20(木) 23:24:40.28 ID:zp46vB.0

男子生徒C「………だーめだなこりゃあ」
男子生徒A「上条ってなんか、この手の話題にあんまり興味ねーよなあ…」
男子生徒B「まあ……こいつが興味あるのは、○○スーパーの卵が安いだの、
野菜が安いだの……そんな話ばっかりだからなあ……」
男子生徒A「ああ……なんというかまあ……幸せなヤツだよな……」
男子生徒C「確かに……レベル0でも特に気にしてる様子もねーし…
悩みなんかねーんだろーなあ…こいつ」
男子生徒B「ま、たぶん、上条は一生、こんな感じで生きていくんだろうな、きっと
ある意味うらやましいヤツだぜ、全く……」
上条「ぐーーぐーー……むにゃむにゃ…」

…………………

403:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 18:24:09.05 ID:42M.3xc0

御坂美琴がレベル5になってから一週間後…

とある研究所

研究員A「……いやあ、それにしても美琴ちゃん、一気に有名人になっちゃいましたね!!
今、学園都市じゃ、美琴ちゃんの話で話題がもちきりですもん!!」
研究員B「そうね、あの子はルックスも性格もいい子だし、
このまま学園都市の広告塔のような存在になるかもしれないわねぇ」
研究員A「確かにそれはありえますね!!美琴ちゃんなら絶対に人気者になりますよ!!」
研究員B「ええ…
……それにしても、ほんと私たちもがんばったわよね、
こんなロクに設備も整っていない研究所で、美琴ちゃんをレベル5まで育てあげたんだから…

けどまあ……今月いっぱいでここの研究所も見おさめかしらね」
研究員A「え?今月まで、ってどういうことですか??」

404:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 18:29:37.48 ID:42M.3xc0

研究員B「どういうことって、それ本気でいってるの??私たちは、
たった2人だけで、レベル5の能力開発に成功したのよ?昇進よ昇進!!!
……当然、その功績が認められて昇進することになるに決まってるじゃない!」
研究員A「ええっ……!しょ、昇進……!!??」
研究員B「ええ……おそらくは、学園都市でも有数の研究所に配属されることになるんじゃないかしら……!!
きっと、こんなチンケな研究所ではできないような複雑な研究ができるわよ!

あ!!もしかしたら、あの『一方通行』や『未元物質』の能力開発にも携われるかも……!!!
ああー、今から楽しみよね、ほんと美琴ちゃんさまさまだわ!!」
研究員A「……け、けど、いいのかな……ホントに頑張ったのは美琴ちゃんなのに……
なんか、私は、美琴ちゃんをダシに出世する話をするのはあんまり……」

405:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 18:35:41.82 ID:42M.3xc0

研究員B「あら、なーにいい子ぶってんのよ、アンタは?
それじゃ何?アンタは上からお声がかかっても、それを断るっていうの?
このまま、こんな弱小の研究所でチンケな研究員やれたら、それで満足なんだ?」
研究員A「そ、それは……」
研究員B「前、アンタ言ってたじゃない…
…いつかは研究者として出世したら、『原石』と呼ばれる能力者の研究をしたい、ってさ。
けど、こんなとこで研究者やってたら一生、そんな研究携われないわよ?」
研究員A「確かにそれはそうですけど…」

406:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 18:50:16.63 ID:42M.3xc0

研究員B「もし、あなたが望めばできるかもしれないわよ、
世界最大の『原石』と名高い削板軍覇の能力開発チームに入ることがさ……!!」
研究員A「そ、削板軍覇……!!??わ、私がそんな能力者の能力開発チームに……??

研究員B「ええ……まあ、希望が通ればの話だと思うけど。
けど、やっぱりあなたも研究者ねえ…
…さっきまでは美琴ちゃんが何だのいい子ぶってた癖にさ…
…そんなに目をキラキラ輝かせちゃって」
研究員A「え、そ、そうですか?別にそんなことは……」
研究員B「別にいいのよ、否定しなくて。だってそれが研究者ですものね…
…それに、私たちみたいな分野の研究者は能力開発で結果をだして出世していくものなんだから。
美琴ちゃんをダシにしてだのなんだの、気にする必要は全然ないのよ」
研究者A「そうか……確かに……そうですよね……!」

408:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 19:49:43.13 ID:42M.3xc0

研究員B「引き続き、この研究所で御坂美琴の能力開発を継続ですって!??」
電話の声『ああ、新しくレベル5用に作りなおした
カリキュラムの概要を送るからそのデータをもとに……』
研究員B「な、なんでですか……!?
わ、私たちは3年間もこんな研究所でがんばってきて…
…レベル5の能力開発に成功したっていうのに……!!

なぜ、その功績が認められないですか!!?
なぜ、引き続きこの研究所に同じことをやらなければならないんですか!!」
電話の声『……ははあ、お前まさか、自分が出世するとかなんとか考えてたのか?

……ふざけんてんじゃねえよ、てめえらはこの3年間、こっちが指示したカリキュラムを
ただ言われた通りやってきただけじゃねえかよ!!」

409:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 19:51:21.05 ID:42M.3xc0

研究員B「そ、それは確かにそうですけど…
…け、けど、実際に被験者の能力開発に携わったのは私たちですよ!!

それに、そちらが指示するカリキュラムの内容はあくまで概要であって……!!
彼女がレベル5まで到達したのは、こちらでの細かい判断力があったからこそ……!!」
電話の声『あのなあ、知らされてないようだから、教えてやる!!
御坂美琴が将来的にレベル5に成長することは、何年も前から分かっていたことなんよ!!』
研究員B「な……なんで…すって………?」

410:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 19:58:34.03 ID:42M.3xc0

電話の声『そうだ、ツリーダイヤグラムの演算によると、
お前たちに指示してきたカリキュラムを御坂美琴が順当にこなしていった場合、

今年の夏にレベル5になる可能性は99.9999%……
…ま、要するに確定事項だったわけだ』
研究員B「そ、そんな……」
電話の声『はん!めでてえ野郎だな!なにがこちらでの細かい判断力、だよ!!…
…ちなみに、ツリーダイヤグラムによると、御坂美琴のレベル5内での順位は第6位…
要するに最下位になるそうだぜ…
それと、御坂美琴にこれ以上の能力の向上はもう完全に期待できねえんだそうだが…

…能力値を維持する為の訓練は必要だからな。
……ってことで、今後は、そっちの研究所で御坂美琴の能力維持の為の訓練、たのんだぜ、

くくく……それじゃあな』

411:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 20:00:33.88 ID:42M.3xc0

………

研究員B「くそっ!!!」
研究員A「い、一体、上層部の方は電話でなんて言ってたんですか!?」
研究員B「どーもこーもないわよ!!出世はなし!!これからも引き続き
この糞研究所で能力開発がんばって、てさ!!」
研究員A「そ、そんな……」
研究員B「ちくしょう、3年間もこんなヘンピなところで
あんなクソガキの能力開発を頑張ってきたっていうのに……!!
ほんと、時間の無駄だったわよ!!!」
研究員A「な……!!!み、美琴ちゃんは悪くないじゃないですか!!!
彼女はこの3年間誰よりも頑張って、レベル5に到達したっていうのに
そんな言い方ひどいです!!!」

412:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 20:06:37.61 ID:42M.3xc0

研究員B「あら……けど、そんな頑張り屋さんの彼女が、
レベル5になることなんて、上層部にとっては確定事項だったそうよ?」
研究員A「な、なんですって……?そ、それどういうことですか!??」
研究員B「……笑っちゃうわよね、美琴ちゃん、あんなに3年間頑張っていたのに…
…彼女がどこまで成長してどこで頭打ちになっちゃうのか…
…ツリーダイヤグラムにぜーんぶ把握されていたんだから!!

なんか、そう考えると、今まで頑張ってきたことが全部馬鹿らしくなるわよね」
研究員A「そ、そんな……」
研究員B「……それで、これから私たちは、美琴ちゃんの能力維持の為に
頑張んなきゃいけないんですってよ…

…はん!!もうホント笑っちゃうわよ!!!!」

414:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 20:27:54.21 ID:42M.3xc0

……………
その夜

研究員A「はあ……」
美琴「どうしたの、おねえちゃん…なんか、家に帰ってきてからため息ばっかり…」
研究員A「あ、ああ、美琴ちゃん…な、なんでもないわ……」
研究員A「(はあ……研究者になって今年で10年目…
…ようやくつかみかけた出世の道が閉ざされちゃうなんて……)」
研究員A「(それも、今後はずっと美琴ちゃんの能力維持のためのカリキュラムをこなす
毎日……はあ……どうしたらいいのかしら……)」
研究員A「(もしかして本当に、このまま一生あの研究所で生きていくことになるのかな…)

415:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 20:30:39.05 ID:42M.3xc0

美琴「おねえちゃん!!」
研究員A「え!?あ、な、なに??」
美琴「んもう、やっぱり今日おかしいよおねえちゃん……今もぼーっとしてたし…」
研究員A「あ、ああ、ごめん、ごめんね美琴ちゃん……」
研究員A「あ、そ、そういえば美琴ちゃん?
レベル5になって一週間くらいたったけど……最近どう、調子は??」
美琴「え……調子??……」
研究員A「……この一週間、学園都市じゃ美琴ちゃんの話で持ち切りだったものねぇ…
学校なんか美琴ちゃん、英雄扱いで大変でしょ??」
美琴「う、うん……そう…ね……うん、そう」
研究員A「………??(あれ……なんか美琴ちゃんも気持ち元気がないような……

何かあったのかしら……??)」

417:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 21:33:58.76 ID:42M.3xc0

美琴が通う学校の教室

ひそひそ……

生徒1「(とうとうレベル5になったんだってよ、アイツ…)」
生徒2「(なんでそんなヤツが私たちの学校にいるわけ?
…とっとと他の優秀な学校に転校すればいいのにね……)」
生徒3「(きっとレベル0や1の俺達を内心では馬鹿にしてるんだぜ……
だいたい俺は、あいつがレベル4の頃から気にいらなかったんだ)」
生徒4「(所詮、この学校は私たちみたいな凡人がかようとこなんだから…
ああいう子がいると…正直やりにくいよね…)」
生徒6「(しっ!!御坂に聞こえたらどうするんだよ……!!
あいつ10億ボルトの電撃を繰り出せるんだぞ!!聞こえたら殺されるぞ!!)」
生徒7「(おいおいマジかよ……ほとんど化け物じゃねえか…)」

…………

美琴「………………」

418:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 21:53:14.54 ID:42M.3xc0

美咲「き、気にすることないよ美琴ちゃん…
あいつら、レベル5になった美琴ちゃんのこと、ひがんでるだけなんだから……」
女生徒A「そ、そうそう……気にすることないよ……」
女生徒B「そ、そうだよ御坂ちゃん……元気出して…!」
美琴「う、うん……わかってる……わかってるけど……」
美咲「美琴ちゃん………」

419:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 21:56:28.22 ID:42M.3xc0

ガラッ!!(教室のドアが開く音)

先生「よーし、お前ら授業はじめるぞ、はやく席につけよお前ら!」
生徒達「はーーーい」
美琴「……………」
先生「(御坂……)」
美琴「(レベル5になってから、私に対する周りの人間の反応が一気に変わった気がする…

……レベル5だろうがなんだろうが私は私……それは昔も今も変わらないのに……」
美琴「(私は何も変わっていないのに……!!)」

………元々、その大半が無能力者かレベル1の学校の生徒にとって、

高位の能力者である美琴に対する反応は、憧れよりもむしろ、

劣等感からくる嫉妬やうとましさの方が強かった…

そしてその感情は、美琴がレベル5となったことで、より強固なものとなるのだった……

422:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 22:45:16.62 ID:RD9Z6Xk0

………………

とある研究所

研究員B「………ああ……なんか……なーーんにもやる気になれないわね…」
研究員B「……はあ…全く、やってられないわ……これから先ずっとこの
研究所で働くのかと思うと………もう、どーにでもなれって感じ……」
研究員A「……………」
研究員B「ねえ……もしかして私たち一生、あの美琴ちゃんの能力維持のために
働かされるのかしら……もしそうだとしたら、私もう研究者やめるかもしれないわ…」
研究員A「……………」
研究員B「ってアンタ、聞いてんの!?…
…何さっきからパソコン画面見ながら固まってんのよ!!」
研究員A「……………そ、そんなまさか………」
研究員B「……なによ、一体どうしたっていうのよ!?」

423:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 22:48:35.10 ID:RD9Z6Xk0

研究員A「い、いま、バンクのデータを見てるんですけど…
…美琴ちゃんの……レベル5内での順位が正式に公開されたみたいなんです………」
研究員B「ああ、なんだそんなこと。
けど、そんなもの見なくても、美琴ちゃんの順位ならもう分かっているじゃない。
学園都市第6位……今いるレベル5の中では最下位でしょ?

……ま、それが美琴ちゃんの限界ってことね」
研究員A「…………第3位なんです……」
研究員B「は?」
研究員A「………だ、だから、美琴ちゃんのレベル5内での順位は『一方通行』『未元物質』
に次ぐ第3位……『原子崩し』を抜いて……第3位にランクされているんです……!!!」
研究員B「な、な、なんですって!!!!」

425:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 23:04:36.51 ID:RD9Z6Xk0

研究員B「な、そ、そんな馬鹿な……あ、ありえないわ……!!
だ、だって、ツリーダイヤグラムの演算では美琴ちゃんの順位は第6位が限界はず……!!
第3位だなんて信じられないわ……!!」
研究員A「さ、三強の一角を崩すなんて……!!!
ま、まさか……美琴ちゃん……!!!ツリーダイヤグラムの演算結果の上をいった、
っていうの……!!!??」
研究員B「ツリーダイヤグラムの演算を超えた……??そ、そんなことって……!!!」
研究員A「す、すごい!!すごいわ美琴ちゃん!!!
美琴ちゃんの努力が、ツリーダイヤグラムの、上層部の人たちの予想の上をいったんだわ!

………美琴ちゃん……なんて子なのかしら!!!!!!」

428:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 23:12:52.58 ID:RD9Z6Xk0

研究員B「ふ………ふふふ……」
研究員A「………ど、どうしたんですか……??」
研究員B「ほんと……上層部の奴ら………!!!ざまあみやがれ、だわ!!!
何が学園都市第6位よ!?なにがこれ以上の能力の向上は期待できない、よ!!
……美琴ちゃんならきっと、まだまだ伸びるはず…
…絶対にまだまだ上を目指せるわ……!!!」
研究員A「え、ええ!!そ、それじゃさ、さっそく上層部に連絡して、
能力維持のカリキュラムではなく、さらに能力の向上を目指す
カリキュラムを考えてもらわないと……!!!」

430:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 23:30:42.54 ID:RD9Z6Xk0

研究員B「はああ?なーに寝ぼけたこといってんのよ、アンタは?
そんなことしたら、また私たちの手柄が奪われて終わりじゃないの!!!

……これから先、あの子の能力開発のカリキュラムは、全部私たちが考えるのよ!!!!」
研究員A「ええ!!??……わ、私たちが………!?」
研究員B「そう!!今後は上層部を通さずに、私たち2人であの子の能力開発を
するのよ!!!
それで結果をだせば、今度こそ上層部の連中は
私たちを認めざるをえなくなるはず……!!」
研究員A「た、確かに……!!!い、いや、けど、
そんな独断で美琴ちゃんを能力開発したりして本当に大丈夫なんですか!??」

431:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 23:38:00.86 ID:RD9Z6Xk0

研究員B「はん!なに言ってんのよアンタは!!
こっちは美琴ちゃんを3年も見続けてきたのよ!!?
バンクにのっていないような、上層部の知らないあの子の能力データだって
私たちが持っているし…

…上層部よりもよっぽど、私たちのほうが美琴ちゃんを
能力開発するのに適しているに決まっているじゃない!!!」
研究員A「確かにそうですね……!!そうですよねっ!!!!」
研究員B「ええ!!…………ふふふ……上層部の連中……見ておきなさいよ……!!!!

近い将来うちの美琴ちゃんが、あいつらの作品………『未元物質』、『一方通行』
を追い抜いてやるんだから……!!!

……いや、違う……美琴ちゃんなら………!!!!そのさらに上も目指せるかも……!!」
研究員A「そ、その上って……ま、まさか……!!!!」

432:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/22(土) 23:39:39.11 ID:RD9Z6Xk0

研究員B「ええ……!!学園都市が能力者に臨む最終形態……!!!
『神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの』……レベル6にさあ!!!

美琴ちゃんなら、到達できるかもしれないわ………!!!」
研究員A「れ、レベル6………ゆ、夢みたいな話だけど……!!!
も、もしホントにそんなことになれば………」
研究員B「ふふふ……もう、出世するだとか、そういうレベルじゃなくなるでしょうね、
私たち……!!…
…さあ、そうときまれば、さっそく能力開発のカリキュラムを計画するわよ!!」
研究員A「は、はい!!!」
………………

447:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 11:33:21.91 ID:4KTow/w0

…………
それから数日後……

とある研究所
美琴「こ、これが新しいカリキュラム表……??」
研究員B「ええ、美琴ちゃんがレベル5になったことで、以前よりもさらに厳しいものに
なっているけど……美琴ちゃんならやれるわよねぇ?」

448:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 11:37:23.20 ID:4KTow/w0

美琴「(いや……それにしたって……これは明らかにオーバーワークすぎる……
一日のトレーニングで、こんなに薬物や電極を使って脳を刺激して、
大丈夫なものかしら……??

今までのカリキュラムと比べて……なにか……おかしい気が……)」
美琴「お、おねえちゃん、これって……」
研究員A「う、うん……ちょっと厳しいかも……しれないけど…
…美琴ちゃんなら……大丈夫、だよね……?」
美琴「え……あ、う、うん……まあ、おえねちゃんがそういうのなら……」
研究員B「……よしっ!!じゃあ、そうと決まればさっそく
今日のカリキュラムを開始しましょう!!

それじゃあまずは………」

………………

449:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 11:40:48.69 ID:4KTow/w0

…………

研究員B「ほら、大丈夫だったでしょう?美琴ちゃん、今日ちゃんと文句ひとついわず
あのカリキュラムをこなしたじゃない!!
しかしまあ、あれをこなせるなんて……さっすが美琴ちゃんだわ!!!」
研究員A「け、けど、なんか……美琴ちゃん、ちょっとあやしんでいた
ような気がするんですけど……」
研究員B「それなら問題ないわ。あの子は私のことはともかく、アンタのことは
信頼してるみたいだし。

アンタがあの子に言って聞かせれば、逆らったりしないんだから、絶対に」
研究員A「ええ………そ、それはそうかもしれないですけど……けど……」
研究員B「とにかく!!当面はあのカリキュラムで頑張るわよ!!私たちの将来が
かかっているんだから!!!もたもたしてられないわよ!!!」

……………

450:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 11:45:13.36 ID:4KTow/w0

……………

それからさらに数日後
放課後の下校中……
美琴「………はあ、今日も研究所に行かないと……」
美琴「(けど、なんだかなあ…最近……あの2人おかしい気がするのよね…
…能力開発もカリキュラムもなんか変だし……どうしちゃったのかしら……)」
美琴「(けど、大丈夫だよね……おねえちゃんが言うんだもん…
…いままでだっておねえちゃんの言うことを聞いてきてレベル5になれたわけだし…

…これからだって…)……ん?」
美琴「あれは……!!??」

451:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 11:53:46.58 ID:4KTow/w0

…………

スキルアウト1「……だからよぉ、てめえらの学校にいるレベル5がいるだろうがぁ…
…ソイツが今どこにいるのか…とっとと吐けっていってるんだよぉ!!!

てめえらがそのレベル5と同じクラスってのは、こっちは分かってるんだからなあ!!」
女生徒A「し、知らない…知らないんです……!!
み、御坂ちゃんはいつも、放課後、先に帰るから……!!」
女生徒B「あ!!けど、そ、そういえば……!!
御坂ちゃんはいっつも、能力開発の為に研究所に通っていたような気が……!!」
スキルアウト1「ははあ……研究所にねえ…
…自分の為に研究所があるなんて、流石はレベル5ってとこか…
けっ!!ますます頭にくるガキだぜ!!」

452:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 11:58:14.67 ID:4KTow/w0

女生徒C「……け、けど、なんで美琴ちゃんのことを探してるんですか……!?」
スキルアウト2「はあ?何言ってんだでめえ…
…その御坂ってのをぶっ[ピーーー]ために探してるにきまってるだろうがよぉ!!……

レベル5だからって、俺達の縄張りででかい面されちゃたまんねえからな……!!」
スキルアウト3「それで?そのレベル5が通ってる研究所ってのはどこにあるんだ?」
女生徒A「さ、さあ……そこまでは……」
スキルアウト2「そうか……これ以上知らねえなら仕方ねえな…
…それじゃ、テメエらには見せしめに、ここでおねんねしてもらうとするかねぇ…」

スキルアウト3「そーだな…
…この界隈ででかい面すると、お友達にまで迷惑かけちまうことになるってことをよぉ……その御坂ってのに教えてやらねえといけねえしな……!!!」
女生徒A「ひいい!!!そ、そんな……!!」

453:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 12:02:00.33 ID:4KTow/w0

美琴「ちょっとアンタ達!!なにやってんのよ!!!!」
スキルアウト1「はあ?なんだテメエは??こいつらの友達かぁ?」
スキルアウト2「けっ!!正義のヒーロー気取りかよお譲ちゃん!…
…けど残念だったな……これでテメエもぶち殺し確定だぜ」
スキルアウト3「お、おいちょっと待て……この女……確か……!!!」
美琴「私のことが気に入らないんだったら、私に直接挑んできなさいよ!!!
私の友達に、手を出してんじゃない!!!!!」

スキルアウト1「な、なんだと!?ま、まさかお前が……!!!」

バリバリバリバリバリィィィィ!!!!!!!!!!!
スキルアウト「ぐああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

…………
美琴「はあ……はあ…」

454:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 12:07:07.53 ID:4KTow/w0

女生徒「……………」
美琴「……み、皆大丈夫だった?怪我とかしてな」
女生徒A「ち、近づかないでっ!!!」
美琴「…………え?」
女生徒B「私たちが危険な目にあったのって、全部御坂ちゃんのせいじゃない!!!
御坂ちゃんといると……命がいくつあっても足らないわ!!!」
女生徒C「そ、そうだよ!!わ、私たち何も悪いことしてないのに…
…み、御坂ちゃんと同じクラスってだけでこんな目にあって!!!」
美琴「み、みんな………」

456:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 12:10:25.63 ID:4KTow/w0

女生徒A「や、やっぱり御坂ちゃんは、変わったわ!!
だ、だって今や、私たちとは住む世界が全然違うもの!!!

学園都市に6人しかいないレベル5のくせして……!!
今も変わらずこんなヘンピなとこにある学校にかよってるなんておかしいんだよ!!!」
美琴「そ、そんな………み、んな……私は……」
女生徒B「とにかく!!これ以上私たちにかかわらないで!!…
…行きましょう、みんな!!」
女生徒C「ええ!!」
美琴「…………………」
美琴「(……違う、変わったのは私じゃない……

…本当に変わったのは…私じゃなくて……)」

458:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 12:43:01.49 ID:4KTow/w0

………

数日後

美琴が通う学校の教室

女生徒A「されでさあー…」
女生徒B「ええ、ほんと!?そうなんだあ」
女生徒C「あははは、それでそれで?どーなったの??」

…………

美琴「………………」
美琴「(なんで……なんでこんなことになったのかしら……

私はただ……自分の目の前にあったハードルを飛び越えてきただけ……
それだけだった………)」
美琴「(それだけのはずだったのに…)」
美咲「美琴ちゃん」
美琴「み、美咲ちゃん……」

459:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 12:45:42.21 ID:4KTow/w0

美咲「美琴ちゃん……元気出してよ…
…きっと、みんな美琴ちゃんがレベル5になったことで

一時的にとまどってるだけなんだよ…
…しばらくしたら、きっと元にもどるから…きっと」

美琴「み、美咲ちゃん……けど、わたし……」
美咲「私は味方だから、美琴ちゃん」
美琴「……え?」
美咲「……私はずっとかわらず、美琴ちゃんの味方だから…
ね、だから美琴ちゃん、そんな悲しい顔しないでよ」
美琴「う、うん……美咲ちゃん……ありがとう」
……………

460:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 13:08:10.90 ID:4KTow/w0

しかし……それから一週間後

朝……美琴が通う学校の教室
美琴「……………」
美琴「(……美咲ちゃん……今日は学校来るのおそいなあ…
…いつもはもっと早くに登校してきてるはずなのに……)
ガラッ(教室のドアが開く音)
女生徒A「み、み御坂ちゃん!!ど、どうしよう!!み…
…美咲が!!!美咲が大変なことに……!!!」
美琴「………え?ど、どういうこと……!!??」

461:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 13:18:26.78 ID:4KTow/w0

女生徒B「美咲が……!!今朝、一緒に登校してたら…
…こないだの怖い男の人たちに無理やり連れて行かれちゃったのよ!!!」
美琴「な、なんですって!!!」
女生徒C「か、返してほしくば、
第○学区のはずれにある廃ビルに御坂ちゃん一人で来い……って!!

ど、どうするのよ御坂ちゃん!!!全部、御坂ちゃんのせいなんだからねっ!!!!
美咲になにかあったら、絶対に許さないんだからあ!!!」
美琴「美咲ちゃん………!!!く、くそ、あいつら………!!!!」

464:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:16:50.12 ID:CMnkiuA0

……………
第○学区のはずれにある廃ビル
スキルアウト1「…どうだ、あのクソガキはこっちに向かってるか…?」
スキルアウト2「さあな……だが、必ず来るはずだぜ…
さらってきたガキは御坂ってのと一番仲がいいらしいからな」
スキルアウト3「ああ、だが、アイツがきたら最後……!!
ここには100人近いスキルアウトが終結してるんだ……!!
レベル5だろうがなんだろうが、これだけの
人数を相手にして無事でいられるわけねえからな」
スキルアウト1「ああ……早くきやがれレベル5……!!こないだの雪辱をはらしてやる!!

……おい新入りぃ!!てめえらは、ちゃんとさらってきたガキが
逃げねえように見張ってろよ!!逃がしたら承知しねえからな!!!」
浜面「は、はい!!!」
半蔵「わ、わかりましたぁ!!」

465:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:18:08.16 ID:CMnkiuA0

…………

美咲「ひっく……ひっく……怖い……怖いよお……」
浜面「お、おいおい泣くなよ……ほ、本当に危害加えたりはしねーからよぉ、な?」
半蔵「そ、そうそう!!少なくとも俺たちはそんなことしねーから!なっ??」
美咲「ひっく…ひっく…」
浜面「……………」
浜面「………おい、半蔵……」
半蔵「あん?どうした浜面……」

466:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:21:58.02 ID:CMnkiuA0

浜面「……なんか、かっこ悪くねえか、俺達……
たかだか小学生の女の子を倒すために、100人近くも集結したりしてよ……」
半蔵「ああ……確かにな……おまけにその子を呼び寄せるために、
こんな小さな子をさらっちまったりして……なさけねえったらありゃしねえ…」
浜面「…まあ、俺達下っ端が何言っても聞き入れてくれないんだろうがな……」
半蔵「……もう、やめちまうかこんなトコ……
実は、別の学区でも100人近いスキルアウトを束ねてる駒場利徳っていう男
がいるらしいんだが……いっそ、そっちの方に」

ドゴオオオオオオオオオン……!!!
浜面「な、なんだ、なんの音だよ!!???」
半蔵「……ま、まさか……!!」
スキルアウト「き、きた!!あのガキだ!!レベル5が来やがったぞォォ!!!」

467:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:33:11.74 ID:CMnkiuA0

スキルアウト1「……ははあ、やっとお出ましか、待ちくたびれたぜ化け物……」
美咲「み、美琴ちゃん………」
パリッ…パリッ…
美琴「はあ、はあ……許さない……あんた達だけは……!!」
スキルアウト2「おうおう、大した威勢だな、お譲ちゃん。
だが、入口にいた見張り番を倒したくらいでいい気になってもらっちゃ困るぜ?

……なんせ、ここには、100人近い人数がいるってのによぉ……」
スキルアウト達「へへへ……」

ぞろぞろ……
浜面「(お、おいおい……!!れ、レベル5ってのは、あのガキのことかよ…
…あ、あんなのを100人がかりで倒そうっていうのかよ!!)」
半蔵「(ああ……く、くるってやがる……!!!
そ、その辺にいそうな女の子じゃねーかよ!!)」

468:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:41:44.86 ID:CMnkiuA0

スキルアウト1「へへ……いくぜ能力者!!
俺達スキルアウトをなめると……どうなるか教えてやるぜ!!
……やっちまえお前達!!」
スキルアウト達「おお!!」
浜面「(おい、半蔵!!もう、この人質の子つれて逃げちまおうぜ!!
こいつら、いくらなんでも腐ってやがる!!)」
半蔵「(ああ!!だ、だが、あのレベル5の子はどーすんだ!?
いくらレベル5っても、俺達が助けてやんないと、あの子だって……!!)」
浜面「(け、けど、俺達にそこまでの余裕は……)」
美琴「どぉりゃあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
半蔵・浜面「へ?」

バリバリバリバリバリバリバリバリィぃィィィィィィ!!!!!!!!!
スキルアウト達「ぎゃあああああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
どさどさどさぁっ!!!

469:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:44:56.01 ID:CMnkiuA0

半蔵「……な、なに……!?……おいおいウソだろ……!!」
浜面「……お、おい……どーなってんだよ…
…今、一気に10人以上が吹っ飛ばされなかったか……?」
スキルアウト1「……な……れ、レベル5……こ、これほどとは………!!!」
ぱりっ……ぱりっ……
美琴「はあ……はあ……許さない……絶対に…
…一人残らずぶっ潰してやるんだから……!!!」

ぱりっ……ぱりっ……
スキルアウト1「て、てめえら、ひるんでんじゃねえ!!!
行け!!とっととあのガキをぶっ殺せ!!!」
スキルアウト達「どおりゃあああーーーーー!!!!!!」

バリバリバリバリバリバリバリバリィぃィィィィィィ!!!!!!!!!
スキルアウト達「ぎゃあああああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

ドサドサドサァ!!!
半蔵・浜面「……………!!!」

470:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 18:48:15.16 ID:CMnkiuA0

半蔵「…お、おい浜面、前言撤回!!あんなガキほっぽって逃げるぞ!!
このままじゃ、どっちかつーと俺達の命が危ない!!!」
浜面「どっちかっつーと、っていうか、間違いなく俺達の方があぶねーよ!!!
に、逃げようぜ、とっとと……!!!はやく!!!」
美琴「あああああああああああああああああーーーーーー!!!!!!!!!!!」
浜面・半蔵「へ?」
バリバリバリバリバリぃィィィ!!!!!!!
浜面・半蔵「ふぎゃあああああーーーーーーーーー!!!!」
ドサドサァ!

………………

471:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 19:02:08.19 ID:CMnkiuA0

そして……

スキルアウト1「………そ、そんな……ば…かな…」
どさぁ!

………
美琴「はあ…はあ…はあ…こいつで……最後か……」
美咲「ひっく……ひっく……」
美琴「………美咲ちゃん……」

472:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 19:04:04.55 ID:CMnkiuA0

美琴「……美咲ちゃん、だ、大丈夫?……どこか、怪我とかしてな」
美咲「どうして……!!」
美琴「………え?」
美咲「どうしてこんな目に…ひっく…ひっく…私は……私は……

…私は…何も悪くないのに……!!」
美琴「………………美咲ちゃん…」

473:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 19:07:22.29 ID:CMnkiuA0

美琴「美咲ちゃん…………ごめんね、私のせいでこんな怖い目にあわせて」
美咲「……ううん、違うの……美琴ちゃんが悪いわけじゃない
…ひっく…ひっく…それは分かってる……分かっているんだけど……!!!」
美琴「……………」
美咲「美琴ちゃん、ごめん…美琴ちゃんが悪いわけじゃないって…
頭の中では分かっているんだけど…

…それでも……わたし、もう、美琴ちゃんのこと……!!!」
美琴「ううん、いいの美咲ちゃん……今まで無理させて、ごめん……
それから………いままで友達でいてくれて、ありがとう、美咲ちゃん」

……………

478:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 22:47:31.83 ID:yBjZX8g0

……………

とある研究所
研究員B「能力値が落ちてきてる!??」
研究員A「え、ええ……ここ数日のデータを見る限りでは……
能力値が上昇するどころか……ずっと下降気味で……」
研究員B「くそっ!!なんで、なんでよ!!!毎日、
あれだけのカリキュラムをやらせているのにっ!!!どうなってんのよっ、
あのクソガキッ!!!」
研究員A「さ、さあ、理由はよく分かりませんけど……!!
このままじゃあ、上を目指すどころか、順位の降格もありうるかも………」

479:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 22:48:48.39 ID:yBjZX8g0

研究員B「くそっ!!こ、こうなったら、カリキュラムをもっと
ハードなものに変更して……!」
研究員A「け、けど……今のカリキュラムでさえオーバーワーク気味なのに……
これ以上のことをやらせたら、今度は美琴ちゃんの体がもたないかも……!!!」
研究員B「はああ!!んなもんレベル5なんだから、それぐらい大丈夫でしょうがぁ!!
そんなこと言って、私たちの昇進の道が閉ざされたらどうすんのよ!!!」
研究員A「た、確かにそれはそうですけど………!!」

480:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 22:54:06.03 ID:yBjZX8g0

研究員B「とにかく、あの子は能力を吐きだせる程度に生かしとけば問題ないんだからっ!!あの子自体がレベル6にさえ到達すれば、
あの子の精神がどーなろうが知ったこっちゃないんだから、大丈夫よ!!」
研究員A「そ、それはいくらなんでも言いすぎなんじゃ………!!」
研究員B「ああ!アンタまだよくわかってないみたいね!!
前にも言ったでしょう、あの子は私たちにとって研究対象でしかないって、

余計な情は邪魔になるだけってさあ!!
あの子は私たちが出世するためのモルモットにすぎないんだからっ!!!!

………それとも、何?
アンタこのまま一生、こんな研究所にいるつもりなの!!??」
研究員A「そ、それは…」

ガタッ
研究員A「だ、誰!?」
美琴「………………」
研究員A「み…………美琴ちゃん……い、いつからそこに……!!!」
研究員B「あ、あら美琴ちゃん……きょ、今日は早いのね…
…あ、あのね…い、今の話は……」
美琴「」プツンッ

481:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/23(日) 22:59:03.50 ID:WdOFmYAO

もう完璧にもう一つの
美琴の未来に分岐しとる

490:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:26:49.52 ID:pU536.Q0

………………

ガッシャアアアアアーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!

美琴「う、ああああああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!」

ドシャアアアアーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

ガッシャアアアアアーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!
研究員B「も、もももう、や、やめて美琴ちゃんっっ!!!
こ、これいじょう研究所を破壊するのは…………!!!!!
で、データが!!上層部も知らない美琴ちゃんのデータがああ!!!」
美琴「はあ……はあ……はあ……」
研究員A「み、美琴ちゃん………」

491:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:29:58.91 ID:pU536.Q0

美琴「………し、信じてたのに……二人のこと………!!そ、それなのに……
それなのに………!!
二人は……わ、私をただの研究対象として、利用してただけだったのね

……ずっと、ずっと、ずっと………!!」
研究員A「み、美琴ちゃん……そ、それは違……!!」
研究員B「……そうよ、そのとおりよ美琴ちゃん。
私たちはあなたを利用しようとしてた…
特に、レベル5にまで到達したあなたを…
自分たちの功績のため、地位のため、名声のために!!

……けど、それがなんだっての?そんなのあなたも一緒じゃない!!!」
美琴「なんですって……!?」
研究員B「あなただって、今まで、私たちを利用し続けていたじゃない!?自分が
レベル5の地位を、称号を、名声を得るために、
私たちを、この研究所をさあ、利用し続けてきたんじゃないの!!」
美琴「な、私は違う!!私は利用だなんて、そんなつもりじゃ……!!!」

493:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:33:01.24 ID:pU536.Q0

研究員B「けど、それはいいのよ美琴ちゃん…
…所詮、研究者と能力者の関係ってのはそんなモンよ…

……美琴ちゃんはこの研究所で能力開発をしてもらう、
私たちは美琴ちゃんをネタに昇進に糸口を得る…

…それでいいじゃない?これからもギブアンドテイクで行きましょうよ?」
美琴「………私は、違う………この研究所を…
…2人をそんなふうに見たことなんてない………!!!

…私は……この3年間……2人のこと、本当の家族のように……!!!!」
研究員A「美琴ちゃん………」
研究員B「はん……!!なにを言ってんのよ美琴ちゃん!!!
アンタはレベル5………今や学園都市の3番目の化け物なのよ!!?
それを家族だのなんだの甘ったれたことを……!!

おなじレベル5の連中を見てみなさいよ!!
『一方通行』が、『未元物質』が、『原子崩し』が!!!
能力開発をする研究者にそんな馬鹿みたいな感情抱くと思うっ!!?

そんなんじゃ、この学園都市の頂点、
レベル5の地位に立ち続けることはできないわよ、美琴ちゃんっ!!!」

495:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:39:43.58 ID:pU536.Q0

美琴「私は……そこまでして…このレベル5の地位に立っていたいとは思わない!!!
こんな地位いらないわよっ!!!」
研究員B「な……なんてことを言うのよアンタは!!!
それほどの力を手に入れておきながら……はんっ!!やっぱり所詮はガキね!
他のレベル5と比べてまだまだ未熟だわ!!

……あのねえ、美琴ちゃん!?アンタ、本気で言ってるの!?
自分自身、本気でいらないって思ってるって、言いきれるかしら!??」
美琴「なんですって……!!!」
研究員B「だって、この3年間…
…いや、アンタがレベル1のころから考えたらもっとかしら!?

……人生の大半をかけて頑張って頑張って頑張って手に入れたレベル5の地位を……!!
いらないだなんて、本気で思ってるのかしらっ!??

……あはは!!思ってるわけないわよねっっ!!!」

496:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:43:29.79 ID:pU536.Q0

研究員B「……いい、美琴ちゃん!!もしアンタがレベル5の称号を持ち続けたいのなら、
ここの研究所は必須よ!?ここで受けるカリキュラムが、なくなったら、美琴ちゃん
……アンタは絶対にレベル5を維持できないわ!!!

……だから、分かるわよね?これ以上、研究所を破壊するのは………」

パリッ……パリッ……
美琴「……だから、何度も言わせないでよ……」
研究員A「み、美琴ちゃん……!?」
研究員B「ちょ……な、ま、まさか……!!!」
美琴「友達をなくして……信じてた人にも裏切られて……
こんなにも周りの人間が変わってしまうっていうのなら、レベル5なんて!!!!

そんなつまんない称号!!!

こっちから捨ててやるって、いってんのよおおおおお!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリバリバリィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!

497:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:45:28.98 ID:pU536.Q0

パリッ……パリッ……

研究員A「そ……そんな…………め、メインコンピュータが……完全に…沈黙した……」
研究員B「………で、データが…………3年間………とってきた………
美琴ちゃん……のデータが……全部………消えてなくなった………

あ………ははは……」
研究員B「……は、ははは……終わりよ……もう、終わりだわ…
…私の、研究者としての夢は………人生は……は、ははは…………」
美琴「………………」
(無言で研究所をさる美琴)
研究員A「……!!み、美琴ちゃん、ま、待って!!!」
…………

498:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:49:33.80 ID:pU536.Q0

…………

研究員A「ま、待って美琴ちゃん!!わ、私たち、あなたにひどいことを……
け、けど、私……私は……美琴ちゃんを………!!」
美琴「………おねえちゃん………」
研究員A「あ、あなたを利用するつもりなんて……私は……私は……そんなつもりじゃ……」
美琴「………ごめん……おねえちゃん、ごめん………

もう………全然、信じられない、おねえちゃんのことも………」
研究員A「な、美琴ちゃん、何を……!?」
美琴「おねえちゃんも、変った……私がレベル5になった……この短い期間で…

…他の皆と同じように」
研究員A「そ、そんな…み、美琴ちゃ……」
美琴「………さよなら、おねえちゃん」
……………

研究員A「美琴ちゃん…………

…………私は…」

499:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:52:31.18 ID:pU536.Q0

学園都市郊外

ポツポツ……

ザアアァーー……

通行人A「……あ、降り出してきたぞ」
通行人B「ああ、そういや予報で言ってたな、この時間帯から雨が降りだすって」
通行人C「まあ、この都市の天気予報は正確だからなー……」
…………………
ザァーーーー………

郊外をずぶ濡れのまま歩く美琴
美琴「……………」

501:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:56:09.63 ID:pU536.Q0

…………

美琴「(レベル5に到達したとたん……友達も……信じてた人も失ってしまった……)」
美琴「(レベル5なんかになったばっかりに…
…最後のハードルを飛び越えたばっかりに……特別な人間になったばっかりに)」
美琴「(今までずっとずっと必死で頑張ってきた……その結果がこれだなんて…

…今まで、何であんなに必死に頑張ったんだろう…何のために…

…こんなことになるなら……私……)」
?「おーい、そこの小学生」
美琴「……?」

502:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/25(火) 23:57:56.60 ID:pU536.Q0

美琴「……なによ、誰よアンタ、なにか用?」
上条「いや……、用っていうかその、傘もささねえで歩いてるから
声かけただけなんだけど……

…ほら、そんなずぶ濡れじゃ風邪引くだろ?傘がないんだったら俺のを……」
美琴「はあ……うるさいわね、ほっといてよ……」
上条「いや、別にそんな遠慮しなくていいからさ……ほら」
美琴「ほっといて、っていってるでしょうが!!??」

504:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:02:17.08 ID:8q.aPnc0

上条「んな……!!なんだよ!!人がせっかく心配してやってんのに…
…生意気なガキだな!!」
美琴「が、ガキですってぇ!!!じ、自分だってたかだか中学生のくせにっ!!
だいたいアンタ、私が誰だか分かっていってんの!!?」
上条「誰って……!!誰だよお前はよ!!
どこからどーみても普通の小学生じゃねえかよ!!」
美琴「……………!!ふ、普通の小学生なんかじゃじゃないわよ!!
っていうか、普通に戻れるもんなら戻りたいわよ!!!
なんか変に頑張りすぎて、そうじゃなくなったから困ってんでしょうが!??」
上条「………は、はああ??な、なんだよそれ、もう全っ然わけわかんねえ!!!」

505:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:06:04.53 ID:8q.aPnc0

美琴「う、うるっさいわねえ!!!アンタなんかに
私の気持ちなんかわかりゃしないんだからっ!!!

私がこの短い期間のうちに、どんなつらい目にあったのか!!」
上条「し、知らねーよ、んなこと言われても…ってあれ……?
お、おいお前……もしかして泣いて…」
美琴「……な、泣いてなんかないわよ!!!この馬鹿!!!馬鹿あ!!!!」
上条「(な、何なんだ一体……な、なんかめんどくさいヤツに
話しかけちゃったなあ……)」

506:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:09:20.31 ID:8q.aPnc0

美琴「…わ、私はねえ……今まで目の前に立ちふさがるハードルを頑張って頑張って……
それはもう必死の思いで飛び越えてきたの!!

それで、最近…とうとう最後のハードルまで飛び越えて、頂点にたったと思った瞬間!!
一気にいろんなものを失っちゃったんだから!!」
上条「…………え、ちょ、一体なんの話を……」
美琴「私、知らなかった!!何年も何年も努力して頑張って、ハードルを飛び越えて!!
せっかくゴールまで到達したのに……!!!その結果、こんなことになるなんて!!」
上条「(………だめだ、わけがわからん……ハードルがどうとか……

……あ、もしかしてコイツ…陸上かなんかやってんのかな……)」

507:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:12:51.15 ID:8q.aPnc0

美琴「こんなことになるんだったからあんなに頑張らなきゃよかった!!
こんな辛い思いをするんだったら、最後のハードルを飛び越えなきゃよかった!!!
頂点になんか立たなきゃよかった!!!
だったら、普通の人間のままでいられたのにっっ!!!!

私が今までの人生、必死で頑張ってきたことなんて、苦しい思いをするだけで、
なんの意味もなかった!!意味なかったんだからあっ!!!」
上条「……お、おい……お、落ち着けって…
…お前の言ってることさあ……良く分かんないんだけど…

…そ、そんなに今までの自分の生き方を否定するような
言い方しなくてもいいんじゃないか……?」
美琴「な、な、なによ!!あんたなんかになにが分かんのよっ!?」

508:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:24:24.66 ID:8q.aPnc0

上条「い、いやだからさあ……お前がいままで陸上選手として必死で必死で努力して……
その結果、頂点に立つまでに……つまり、第一位を獲るまでに成長したことってさ…

…なんか俺はすごく誇れることだと思うんだけど…
…だって、それって、到底普通の人間にはできないことだろ、絶対」
美琴「…………………は?…

…り、陸上……??あ、あんた何わけわかんないこと言って……」
上条「……そりゃ、な、なんかお前の話聞いてると、一等賞をとったとたん、
なんか辛いことがあったみたいだけど…

…けど……それでも、お前が今までの人生で、必死で頑張って走りこんだり、とか?
…なんというか、…一等賞を獲るまでに努力してきてた過程っていうか、その…
…そういうのはさ、すっごいお前が生きてきた人生の中で価値が
あるような、気がするんだけど……いや、もらえる金メダルもすごいんだろうけどさ…」
美琴「………………いやいやいやいやいや、だ、だからああぁぁぁーー!!!!
アンタは何わけなかんないことぐちぐち言ってんのよ!!!!
ぜんっぜんアンタの言ってること的を得てないんだけどっ!!!

なに!?走りこんだり、とか!一等賞とか!??金メダルとかあ!!???
アンタは!!一体、何のこと言ってるわけ!???」
美琴「(……あれ?……けど、コイツの言ってること…

…全然的を得てないわけじゃないような………)」

509:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:27:23.95 ID:8q.aPnc0

上条「……え?ち、違うのか……?俺はてっきりお前が
陸上の試合かなんかで一等賞をとって……」
美琴「全然違うわよ、ばかあ!!!っていうか、私、陸上部でもなんでもないわよっっ!!!」
美琴「(……私……今、なんか……心が軽くなった?)」
上条「え……だ、だってお前、さっきハードルがどうとか……」
美琴「ンな……!!!!ば、ば、ばっかじゃないのアンタはあ!!!それは比喩よ比喩!!
そんなことも分かんないの!??ホントにハードル飛び越えてるわけじゃないわよ!!!」

ギャーーーギャーーーー……
美琴「(私、なんか今……

…少しだけ………報われたような気が…………)

510:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:38:07.02 ID:8q.aPnc0

美琴「…………」
上条「はあ……はあ……よーやく静かになったか…」
美琴「寒い…」
上条「へ?」
美琴「だ、だから寒いって言ったのよ!!さっきから雨にあたってんだからっ!!
さ、さっさとその傘借しなさいよ!!」
上条「って、ちょ……おい!!俺の傘をとんなよ!!
俺だって、それ1本しか持ってねえんだぞ!!!」
美琴「なによ!!傘、一本しか持ってないくせに、私に声かけてきたの!??
それじゃ、私に傘借したら、どうするつもりだったのよ!?」
上条「し、仕方ねーだろ!?最初、お前を見たときはなんかかわいそうだなって
思って……!!けど、話かけてこんな生意気な女だったとは」
美琴「あーーもう!!分かったわよ!!だったらもう、
アンタも一緒に入ればいいでしょ!!!」

515:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:54:30.74 ID:8q.aPnc0

…………

ザアァァーー……

(相合傘をしながら歩く上条と美琴)
美琴「…それでさあ、私も悪かったと思うのよね……だって、
私のせいでクラスの友達を危険な目にあわせちゃったんだしさあ」
上条「……そーですね」
上条「(なんか……ホント、めんどくさいヤツにであっちまったな……
ああ……不幸だ……)」
美琴「けど、私だって、こんなに急に誰かにつけ狙われたりするなんて
思ってもみなかったんだもん……聞いてる?」
上条「……そーですね」
美琴「……紀元前221年、中国を統一した王朝といえば?」
上条「そーですね」
美琴「やっぱ聞いてないでしょうがああああ!!!!
テキトウに答えてんじゃないわよっ!!!!」
上条「どああ!!って、傘から追い出すなよ!!お、おれのなんだぞ!!
濡れちまうだろ……って………あ……」
美琴「え?」
上条「やんだみたいだぞ、雨」

…………

516:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 00:59:54.73 ID:8q.aPnc0

上条「よし、これでもう傘がなくても帰れるだろ……それじゃあな」
美琴「あ……ちょ、ちょっと」
上条「?なんだよ、まだなにかあんのかよ?」
美琴「………あ、ありがとう」
上条「あ、ああ、気にすんなよ、傘くらい」
美琴「い、いや……傘もだけど………」
上条「……?まあ、いいや、それじゃーな!これからも陸上がんばれよー

……(なんだ、素直な時は素直なんだな……)」
美琴「……だから、違うっていってるのに……」
美琴「……………」

517:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/26(水) 01:32:48.29 ID:8q.aPnc0

……………
美琴「(レベル5なんて地位を得たばっかりに……いろんなものを失った……)」
美琴「(…だから、分かる
きっと、レベル5なんていう肩書き自体に、大した価値はない……
…いや、むしろそんなものあったって、この先、生きていく上で
邪魔なだけなのかもしれない)」
美琴「(けど、レベル5になって、失ったものばかりじゃあない…

…そう、私がここまで到達するためにたどってきた道のりは
…ハードルを飛び越えるために…必死になって頑張ってきた今までの時間、
それだけは、私の今までの人生の中で、価値があるものと言いきれるはずだから……)
美琴「(私はもっと、そこに誇りを持っていいのかもしれない…

そして、これからも……この先も……誰になんと思われようが…

…今までと同じようにハードルを飛び越え続けてやる…!!

だって、それが私の性分なんだから!!!)」

529:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 22:09:15.02 ID:YhwOu/g0

……………
その日の夜……
とある研究所
研究員B「………メインコンピュータは破壊されて………すべてが終わった……
…私の………夢も……希望も………なにもかもが………」
研究員A「……………」
研究員B「…………くそっ!!くそっ!!!なんでこんなことにっ……!
あんなカスみてえな上層部と、モルモットのクソガキのおかげで……!!!
人生が台無しだわ!!!

あいつら……………絶対にゆるさない………ぶっ殺してやるわ、どいつもこいつも…………

復讐……してやるわ………!!!!!」
研究員A「ふ、復讐……??な………なにを言ってるんですか……!!?」

530:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 22:12:28.60 ID:YhwOu/g0

研究員B「ぶっ[ピーーー]、って言ったのよ!!!上層部の連中も!!
あのクソガキも全員さああ!!!

……そうだ、アンタも一緒に来なさいよ!!!
たしか研究所の倉庫に駆動鎧があったでしょ!!!
それを使って2人で不意をつけば………!!」
研究員A「も、もうやめてください!!復讐だなんて、何を馬鹿なことを………!!!」
?「……そのとおりだわ、復讐だなんて。馬鹿なことを言うのはやめなさいよ………
……っていうか、そんなこと絶対にできっこないわよ?」カツ…カツ…
研究員B「だ、誰よ、アンタ!!!!一体何者……」
?「だってアンタ、もうここで死ぬんだから」
研究員B「へ?」
ピッ

531:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 22:16:26.52 ID:YhwOu/g0

研究員B「う、ぎゃああああーーーーーーーーーーー!!!!!」

ぐしゃああああああああああああああああ!!!!!

研究員B「………………」ドサッ
研究員A「ひ、ひいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!」
麦野「全く……待ちに待った初任務がこんなのなんて……しけてるわねえ……!!」

カツカツ………
絹旗「……まあ、超仕方ありません。まだ私たちの実力が超信用されていない、
ってことでしょう……けど、これから超のしあがっていけば問題ないです、麦野」
麦野「それにしても、こんな下っ端の連中でもできるような
仕事を持ってきやがって……!!…
…ったく、上層部の糞どもが……『アイテム』をなんだとおもってんのよ…」
研究員A「……はあ……はあ……!!」

533:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 22:23:53.39 ID:YhwOu/g0

フレンダ「麦野――、こっちはダメみたい。なんか、その御坂ってののデータ、
持ち帰ろうにも、ぜんぜんこの研究所に残ってないみたいだよ」

滝壺「メインコンピュータが……電撃で完全に壊されてた……」
麦野「はあ?そりゃ情報と違うけど……、まあ、それならデータのほうはもういいわ、
上層部も、あれば欲しい、って程度の言い方だったし、

……DNAマップさえあれば、計画は十分に実行できるはずだ、
とかなんとか話してたし、もういいでしょ」
フレンダ「……計画??計画ってなんのことさ、麦野」
麦野「はあ?知らないわよそんなこと!
どーせ、その御坂ってのをダシになんかたくらんでんでしょ、上層部は!!」
フレンダ「(な、なんか、麦野、機嫌悪くない、絹旗……?)」
絹旗「(そりゃあ、そうでしょフレンダ。
初任務が自分を第3位から引きづりおろしたヤツの研究所の
『後始末』なんて、超屈辱的に決まってます)」
フレンダ「(……命令を無視し、新しい第3位に過剰な能力開発を強いた研究者の
『始末』と、そいつの研究所にあるデータの回収……なるほど、確かに屈辱的だわ…)」

535:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 22:41:05.82 ID:YhwOu/g0

研究員A「はあ……はあ……な、何者なの……あ、あなたたちは……!!!!」
麦野「あらあら、そんなに怖がらなくてもいいじゃない…
…心配しなくても、あなたは
ターゲットとして、名前にのってなかったわよ?…

…良かったわねぇ、人についていくだけの下っ端中の下っ端研究員で」
研究員A「ま、ま、まさか……上層部からの命令で………!!!」
麦野「けど、なんていうか、研究者の中でもアンタみたいなタイプが、
一番したたかよねえ…
…自分は無理やり従わされただけ、みたいな感じでいられるからさあ?」
絹旗「確かに……能力開発の分野で、自分の手をよごさずに出世しようとする、
超典型的な研究者ですね」
研究員A「な、なにを言っているの……???」

536:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 22:49:32.85 ID:YhwOu/g0

麦野「なにって……?そのままの意味じゃない??
独断専行で第3位の能力開発を実行するという、汚れ役は自分の上司にまかせて、

自分は、ただ後ろをついていくふりをして、甘い汁を吸おうとしてた
あなたのことを言ったんだけど?」
絹旗「……仮に失敗しても、リスクはかからない……まさに今の状況ですね」

研究員A「な……なにを言ってるの、あなたたち!!わ、私はこの人とは違う!!!
私は何度も反対して……!!!」
麦野「ぎゃははははは!こいつは傑作だわ!!!
なに言ってやがんだよ、テメエはああ!!!
そうやって、いい子ちゃんのふりして
火の粉がふりかからねえようにしてただけだろうがよおお!!!!!」
絹旗「まったく……今後におよんで超あきれた女ですね…
…それじゃ、あなたは上司の独断専行を本気で止めようとしたと、
自分も便乗しようと思う気持ちが全くなかったと、超本気でいえるんですかね」
研究員A「そ………!!!それは……!!!!」

537:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 23:03:34.37 ID:YhwOu/g0

麦野「あーあ、ほんと、屑みたいな女ねえ?自分の気持ちをしたたかに隠しちゃって……
自分に正直だったという意味では、今殺した女の方が、まだマシよねえ」
絹旗「超そのとおりですね。基本的にそれがこの街の研究者のスタンダードな姿ですし……逆に、私たちもそういう研究者を利用してる感じですから、なんとも思いませんしね?

……むしろ、あなたみたいな研究者が一番、むかつきますかね」
研究員「そんな…そんな……違………私は……私は……!!!
美琴ちゃんのことを……」

538:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 23:20:19.41 ID:YhwOu/g0

麦野「はん!!上っ面だけの偽善者野郎が!……ほら、みんなもう行くわよ」
フレンダ「あれー、ほんとにそいつ殺さなくていいの、麦野」
麦野「ターゲットに入っていない余計なヤツを殺して、
上からギャーギャーいわれちゃたまんないしねえ………ま、いいでしょ。

どっちみちソイツはもう、研究者として終わってる」
絹旗「そうですね、もう一生、チャンスが回ってくることは超ないでしょうね」

539:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 23:27:56.26 ID:YhwOu/g0

フレンダ「ふーん………それにしても、
研究所もなくなっちゃって、その御坂って奴のブームもそろそろ終わりかしらねえ」
絹旗「最近、世間じゃもう、『原石』ってやつの話題に超移りそうな勢いらしいですよ」
フレンダ「あー、知ってる、そいつもレベル5入りするかもってうわさがあるよねえ、
またそのうち、順位の変動とかあるのかなあ?」
麦野「」ぴくっ

541:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 23:31:34.85 ID:YhwOu/g0

絹旗「(し、フレンダ!また、とかいっちゃだめです!!またとか!!
麦野に聞こえたら超どうするんですか)」ひそひそ……
フレンダ「(ああ、そ、そーだったわ、結局さ、この手の話を麦野の前でしちゃだめだって、思えば思うほどついつい……やっぱ、気にしてるんだね)」ひそひそ……
滝壺「(最近ずっと……イライラしてる……)」ひそひそ…
絹旗「(やっぱり同じ組織の人間として、超傷ついてる麦野に超気を使ってやらないと…)」
麦野「全部聞こえてんのよっっ!アンタ達ぃぃ!!!!!」

……………………
研究員A「私は…………私は、一体………」

542:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 23:45:23.67 ID:YhwOu/g0

こうして………美琴の研究所は完全に閉鎖された。
この一件以来、美琴が、自分専用の研究所をもつことはなく、
学園都市上層部も美琴に深く干渉することはなかった…

543:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/27(木) 23:48:24.13 ID:YhwOu/g0

…………
それから……
美琴がレベル5になって5か月後の冬……

美琴が通う学校

美琴「…………常盤台中学校?」

554:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 22:14:03.64 ID:HkzSF360

先生「……ああ、先生も教師のくせして、こういう話はうといんだがな。
お前の進学先に良い中学校はないかどうか、知り合いの先生に
相談してみたら、常盤台中学がいいんじゃないかって。

………お前も名前くらい聞いたことあるだろ?」
美琴「はい……学園都市でも5本の指に入る屈指の名門校で……

…あれ、けどあそこってお嬢様中学じゃなかったでしたっけ?
……私なんか入れるんですか??」
先生「ん……い、いやまあ、お前がお嬢様に見えるかどうかは置いといてだな……
常盤台中学は能力開発の分野でも非常に優秀な中学校らしいんだよ。
確か、レベル3以下の生徒は入学試験すら受けられないとかなんとか………」
美琴「………」

555:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 22:21:25.81 ID:HkzSF360

先生「もし、お前がこれからも自分の能力を伸ばしていきたいと考えるんだったら、
常盤台中学に入るのがベストだと思うんだが…

……ほら、なんかお前、かよってた研究所も閉鎖しちゃったみたいなこと言ってたし」
美琴「………」
先生「あ、けど、別にそこを受けろって強要してるわけじゃないぞ?
…まあ…確かにそこの中学に進学すれば、
今のクラスのヤツらとも離れ離れになってしまうことになるだろうからな…

……最終的に決めるのはおまえだから…」
美琴「………」

556:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 22:27:44.84 ID:HkzSF360

美琴「………………私、受けてみます、その常盤台中学の入学試験」
先生「え?ほ、本当か御坂!!」
美琴「はい、私ぜんぜんお嬢様じゃないから、
受かるかどうか分かんないけど…できる限り頑張ってみます!」
先生「………そうか……!!………えっと、それだったら、試験をうける為の
願書を提出しなきゃな……それから、試験は2月末にあってだな…
…まあ、お前なら落ちる心配はないわけだが……」
美琴「………………」
……………
美琴「(……正直、中学なんてもうどこでもいいと思っていたけど……
…私がこれからも実力を伸ばしていくのには、常盤台中学に入学するのは、
いいのかもしれないわ……!)」
先生「(……御坂のヤツ、……なんか夏ごろよりは少し元気になったみたいだな…
前向きになった、っていうか…

…まあ、いまだにクラスの奴らとは和解できてないみたいだが)」

557:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 22:30:09.92 ID:HkzSF360

……………
その後

職員室

電話で誰かと話している美琴の先生
先生「……ええ、常盤台中学の入学試験を受けるみたいです。
アイツは名門だとかお嬢様だとか、そういうのに興味がないっていうか…
…そういうヤツだから、駄目かなって思ってたんですけど……
なんか、思ったよりやる気そうで…」
先生「けど、ありがとうございます、アイツの進路先について相談に乗ってくれて。
…いやあ、お恥ずかしながら、私は今までレベル2以上の子供を受け持った経験がなかったものですから
……どこの学校を進めたらいいか、ホントに悩んでいたんですよ……

小萌先生に相談してホントに良かったです」

558:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 22:35:09.03 ID:HkzSF360

小萌『いえいえ、礼には及ばないんですよー!常盤台中学は、とってもとっても
素晴らしい中学校だから、きっと御坂ちゃんも気にいってくれると思うのです!

それに、常盤台中学なら、先生が気にかけてる御坂ちゃんの悩みも
きっと解消されると思いますよー?』
先生「ええ、そうですね、ありがとうございます…
…はい、それじゃあ、失礼いたします……」ガチャン
先生「………………」
先生「(……学園都市で暮らす生徒にとって、能力レベルは本人にとって
常について回る重要なスターテスだ…。
そういった環境の中で、今や御坂は学園都市の頂点、レベル5…

周りに羨まれたり、恨まれたり、妬まれたり……
常に特別な目で見られる存在にまで成長してしまった)」
先生「アイツがいずれ学校で浮く存在になることは、予想できていた…
…大半が自分の能力レベルに劣等感を持っているこの学校の生徒とは、
あまりにも住む世界が違いすぎる…

…この学校の生徒と同じ中学校に進学したんじゃ、アイツが孤独になってしまう!!)
先生「(だが、多くの高能力者が集う名門の常盤台中学なら、
きっと、アイツにも対等な友達ができるはず…

…アイツは孤独にならないで済むはずなんだ……!!)」

560:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 22:56:24.99 ID:HkzSF360

……………

一方、とある高校の職員室

黄泉川「一体、誰と電話で話してたんじゃん、小萌先生?」
小萌「御坂ちゃんを受け持ってる小学校の先生と話してたんですよー。
実は最近、ずっと御坂ちゃんの進路で相談を受けていたのです。
ホント、生徒想いな優しい先生なのです」
黄泉川「御坂……?御坂って、あの御坂美琴か?
今年の夏くらいに話題になったあのレベル5の……」
小萌「その通りですよー、ちなみに御坂ちゃんは
常盤台中学に進学することを決めたみたいなのです」
黄泉川「へー、常盤台か……まあ、レベル5なら常盤台の試験でも余裕なんだろうけどな」

561:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 23:04:46.11 ID:HkzSF360

黄泉川「あ、そういえば常盤台中学っていえば」
小萌「…?どーしたんです、黄泉川先生?」
黄泉川「私、今年の試験の警備も兼ねて受け付け係に選ばれてるんだった。
もしかしたらそこで、噂の御坂美琴、見れるかもしれねーじゃん!?」
小萌「へー、そうなんですかー?
ちなみにクラスの先生によると、御坂ちゃんはレベル5なんてことを
鼻にかけていばったりしない、とっても正義感があるいい子らしいのですよー!!」
黄泉川「ふーん、まあ、前々から一目見たいと思ってたからな、

楽しみにしてるじゃん、御坂美琴」
……………

562:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 23:13:13.10 ID:HkzSF360

そして……二か月後

2月

美琴の教室(授業中)

先生「(えー、……で、あるからしてー)」
美咲「(………今日、美琴ちゃん、学校に来てないね)」ひそひそ
女生徒A「(うん……なんか、噂によると今日、常盤台中学の試験を
受けに行ってるらしいよ?)」
女生徒B「(え!?常盤台中学!?御坂ちゃんって常盤台中学を受験するの!??)」
女生徒C「(わ、私たちと同じ中学に進学しないんだ……やっぱりすごい…)」
美咲「(…………)」

563:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 23:23:30.29 ID:HkzSF360

美咲「(……ねえ、みんな……あ、あのさ……私たち)」
女生徒A「(う、うん……)」
女生徒B「(そうだね、分かってる……)」
女生徒C「(以前、御坂ちゃんに……ひどいことを言ってしまって……)」
美咲「(私たち、美琴ちゃんを傷つけてしまった…
レベル4だろうが5だろうが……美琴ちゃんは美琴ちゃんのままなのに……

…どうしよう、せめて、美琴ちゃんが常盤台中学に進学するまえまでに)」
ガラッ!!!(教室のドアが開く音)
覆面をした男「…………全員、手を挙げろ」
一同「……………え??」

564:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/30(日) 23:47:25.86 ID:HkzSF360

その頃…

常盤台中学校
試験の受付場

黄泉川「ほらほら、試験を受けるヤツはまず、こっちで受け付けを済ませるじゃん!?
受付を済ませたヤツから、指定された教室へ……」
美琴「あのー」
黄泉川「お、受験者か。それじゃ試験票をみせるじゃん」
美琴「あ、はい」
黄泉川「えっと、どれどれ…、……!」
黄泉川「(……ははーん、こいつがうわさのレベル5か……
確かに小萌先生が言ってた通り、なんかいい子そうだな…
…私がいつも検挙してる悪ガキどもと違って、真面目そうじゃん?)
美琴「…?あのー、何か??」
黄泉川「あ、ああ、ごめんごめん、それじゃ、指定された教室へ……」
?「…失礼、もしかして、あなたが御坂美琴さんかしら?」

565:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/31(月) 00:00:32.68 ID:MvwawAM0

美琴「そうですけど……あなたは?」
副理事長「私は今、この常盤台中学で副理事長をやっている者よ、
御坂美琴さん、ようこそ我が常盤台中学校へ!
あなたのような優秀な子に入学してもらえるなんて、とても光栄だわ!」
美琴「え、い、いやとんでもない……それに、まだ試験に受かったわけじゃないのに…」
副理事長「いえいえ、あなたの実力なら試験なんて確実に…」
黄泉川「(おーおー、某国のお嬢様さえ不合格にした、って噂がある、
あの常盤台中学校様が小学生相手におべっかかよ…

…まったく、ホント、見ていて情けなくなるじゃん?)……ん??」ぷるるる……
黄泉川「電話……?鉄装からじゃん……もしもし?」

566:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/31(月) 00:12:40.90 ID:MvwawAM0

黄泉川「…………な、なんだって!!?わ、分かった、すぐにそっちに向かうじゃん!!」
副理事長「……どうかしたんですか、黄泉川先生?」
黄泉川「ご、ごめん、悪いけど、受付は誰が他のヤツにやってもらうじゃん!!
な、なんか今連絡があって、第○学区の○○小学校が何者かによって、占拠されたって!!
私は急いで現場に応援に向かわないと……!!」
美琴「!!!!」

568:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/31(月) 00:17:38.08 ID:MvwawAM0

(急にダッシュで走り出す美琴)
副理事長「み、御坂さん!??」
黄泉川「お、おいお前!!どこに行くじゃん!??」
美琴「その占拠されたって小学校、私のかよってるとこなのよ!!助けに行かないと!!!」
黄泉川「た、助けにって……レベル5かなんだか知らないけど、
小学生が何言ってんじゃん!!
いいから、ここはアンチスキルにまかせて……!!」
美琴「そんなこと言ったって!!そんなこと聞いて、黙ってみてるわけにいかないでしょうがぁぁ!!!!
友達が!!友達が危険な目にあってんのよ!!!」
黄泉川「い、いやけど……お、おいお前!!それじゃ、試験!!!試験はどーすんじゃん!!!
今からある常盤台の試験は!!!お前、それを受けに来たんじゃ……!!」
美琴「あーーーーーもーーーーーーー!!!!うるっさいわね!!!!!!

ど ー だ っ て い い の よ そ ん な も ん!!!!!!!!!!!」
黄泉川「んな……………!!!!!!!!!」
副理事長「」

美琴「こんなときに私の力が役に立たないで、いつ役に立つっていうのよっっっ!!!」

(ダッシュで走りぬけ、常盤台中学を後にする美琴)

569:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/05/31(月) 00:27:14.10 ID:MvwawAM0

黄泉川「…………」
副理事長「…………」
黄泉川「…ど、どーだって、いい……どうだっていいだって………?…
名門の常盤台中学の試験が……
な、なんてめちゃくちゃなヤツなんだ……御坂美琴………」
副理事長「ど、ど、どうだっていい………どうだっていい……」ぶくぶくぶく……
試験管「ぎゃーーー!!だ、誰か、ふ、副理事長がぁ!!!
泡吹いて気を失ってます!!だれか、医務室に早くぅぅーーーー!!!」
黄泉川「(やれやれ……まあ確かに、どうだっていい、はまずいよなあ……)
黄泉川「……と、感心してる場合じゃない!!!
と、とにかく私も早く現場に向かわないと……!!!

御坂美琴……もっと、真面目なお嬢様かと思ってたけど…
…全然違うじゃねーかぁぁ!!!!

今のアイツ、何をしでかすか分からないじゃんっっ!!!早く行かないと!!!」

580:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 01:07:10.82 ID:o67mtYA0

………………

美琴の教室では…

テロリスト1「おらおら!全員、一か所に集まっておとなしくしてろっ!!!
痛え目にあいてえのか!!!」

生徒1「ひいい…!!」

先生「く……み、みんな……ここはおとなしくするんだ…」

生徒2「せんせえ…こわいよお」

テロリスト2「…へへ……それにしても、びっくりするぐらい順調ですね…」

581:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 01:16:44.32 ID:o67mtYA0

リーダー「そうだな……占拠する現場をこの学校にして正解だったよ……
…なんせ、この学校の教師はアンチスキルにも所属していない雑魚ばかり…
…生徒にいたっては大半がレベル0の無能力者の集まりだからな」
テロリスト2「ええ……そして、この学校に唯一かよっている噂のレベル5は今日、
常盤台中学の試験で学校にいない、という情報はすでに調べ済み……」
リーダー「ああ…唯一問題の種だったレベル5はいねえ…
…つまり今、この学校には、何の力もない屑しかいない…
…作戦がスムーズにいって、当然だな」
テロリスト2「おい、てめえら、俺達を恨まねえでくれよ…?
恨むんなら、自分達の非力さを恨むんだな…
…この街で弱者、ってのはこの上ねえ罪なんだよ…」
テロリスト1「そうそう…てめえらが、これほどまでのカスでなけりゃあ、
俺達のターゲットにされることもなかったんだからなあ!!」

先生「(くっ……くそ、くそお!!!!こいつら……!!!)」
美咲「(…………美琴ちゃん……)」

582:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 01:26:52.26 ID:LNQ3oaM0

………………
一方、学校の外では

ざわざわ… ざわざわ…

(学校の周りに集まり人だかり)
鉄装「こ、これ以上、近づかないでください!危険です、危険ですからっ!!
………って、あ!!よ、黄泉川先生!こっちです、こっち!!は、はやく!!!」
黄泉川「悪い!!遅くなってすまないじゃん!!
……って、なんなんだよ、この人だかりは!!!」
鉄装「す、すいません!!学校が襲撃されたことを聞きつけた野次馬達が
どんどん集まってきて…

……いまじゃ、テレビ局の人たちも集まってきて、
この状況を生放送で中継してるみたいなんです!!」
黄泉川「て、テレビ局まで集まって来てんのか!?
……ま、まあいい!!そんなことより、状況は!??
犯人の目的は一体なんなんじゃん!??」

583:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 01:49:51.75 ID:LNQ3oaM0

鉄装「げ、現在、15人のテロリストが学校を占拠中です…
…犯行グループは、学園都市に対して、人質と引き換えに
現金500億円と逃走用のヘリを要求しています!

要求が満たされない場合は、一人残らず、人質を[ピーーー]って…」
黄泉川「要するに、目的は金か……」
鉄装「あ、け、けどさっき、犯行グループとの交渉の結果、
ヘリを学校の屋上に配置することで引き渡したんですけど…
…それと引き換えに、約束通り、人質の大半は解放してもらったんですよ!」
黄泉川「な……!あ、相手の要求の1つに、そんなあっさり答えちゃったのか!??」
鉄装「え……、け、けど、人質の命が最優先ですから……
た、確かに、まだ、6年生の1クラスは拘束されたままですけど…

…もしかしたら、交渉次第では、素直に人質を全員
解放してくれる、意外にいい連中なのかもしれないですよ!?」
黄泉川「馬鹿!おそらく、人質の大半を解放してくれたのは、ただ単に
少人数で動く犯行グループに対して、大人数の人質を扱うことが
不利になると感じただけじゃん…!

そりゃ、確かに人質の命が一番大事だけど…

…敵の事情の考えずに、あっさりそんな条件で逃走用のヘリを渡すなんて…
…もっと時間をかけながら交渉しないとダメじゃんか!!」
鉄装「ひ、ひいいん…そ、そうだったんですか……??ご、ごめんなさい………」

584:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 01:55:23.58 ID:LNQ3oaM0

黄泉川「まったく、だいたいお前はいつも……
…って、あ!!!そ、そういえば、アイツは!?」
鉄装「あ、アイツ……??」
黄泉川「あ、い、いや……こ、ここに女の子が来なかったか、茶髪で短髪の!!」
鉄装「え、い、いや、さあ…?見てませんけど………??」
黄泉川「くっ……アイツ、どこに行ったんだ…
…この事件の間は無理やりにでも拘束しとかないと何をしでかすか…」
鉄装「……あ、あれ、なんか、あっちの方で別の隊員が誰かともめてるみたいだけど……」
黄泉川「なんだって……?」

585:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 01:58:36.12 ID:LNQ3oaM0

………

アンチスキル1「ちょ……き、君、待ちなさいっっ!!……どこに行くつもりだ!!!!!!」
美琴「はな、はなしてったら……中に友達がいるのよ!!!!
離してって、いってるでしょ!!!!!」
アンチスキル2「あ、ちょ、ちょっと、君!!!!ま、待ちなさい!!」
(アンチスキルを振り切って、学校の敷地内へと走る美琴)
アンチスキル1「な、なんてこった……!!
お、おい、誰か!!!誰かあの子を止めてくれ!!!

女の子が……女の子が学校の敷地内に入っていったんだ!!!」
鉄装・黄泉川「!!!!」

587:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:04:08.60 ID:LNQ3oaM0

鉄装「え、そ、そんな!!き、聞きましたか、た、隊長、大変です!!
ど、どーしましょう!??は、早く止めないと!!!!」
黄泉川「あ、あ、あの馬鹿ぁぁ!!!!中には人質もいるんだぞ!!!
分かってるのかっっ!???」

………………
そのころ……

とある暗部のアジト

(テレビから流れる音)
アナウンサー『……現在、犯行グループは6年生の1クラス…
…生徒と教師含む37名を人質に学校に立て籠ってる模様です!!』
アナウンサー『犯行グループは500億円の現金さえ用意すれば、
残りの人質もすべて解放すると言っていますが………』

垣根「…………レベル0やら1やらのガキどもを人質に学園都市と取引しようなんざ、
ずいぶんと的外れな連中だな、そんな連中、本当に人質の価値があると思ってんのかね」

588:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:08:28.15 ID:LNQ3oaM0

ドレスの女「まあ、どうかしらね。学園都市も一応、体裁ってモンがあるし……
…とりあえず要求を呑むふりして、500億くらい、用意するくらいのことはするんじゃない?」
垣根「はん、わかってねーな、この都市の上層部なんか人でなしの連中ばっかりだぞ?
なんの能力もねえガキが何人死のうと何とも思ってねえ連中だ…

…ヘリはアンチスキルが手配してみてえだが、
はたして残りの要求に素直に学園都市が応じるかどうか…」
アナウンサー『あ!!い、今新たな情報が入りました!!!
が、学校の敷地内に誰かが侵入した模様です!!!…

…い、今、その映像が入りました……こ、これは……女…の子……???』
垣根「あん?なんだ、あのガキは……?」
ドレスの女「………あの子供………どこかで…………」

589:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:14:22.42 ID:LNQ3oaM0

…………

ほぼ同時刻

とある喫茶店では

(喫茶店のテレビ中継を見るアイテムの面々)
絹旗「………第3位ですね、今、一瞬テレビに映ったヤツは」
麦野「………!」
フレンダ「え!?な、なんでわかるのさ、絹旗!?」
絹旗「初任務の時に渡された資料の中に、顔写真がありました。超間違いありません」
フレンダ「そ、そうなんだ……あんなのが、第3位かあ…
…さっきテレビに写った顔みる限りさ、ほんとガキだよね、

……アレが麦野を抜いて第3位だなんて、いまだに信じられ…」
絹旗「フ、フレンダ!!!」

590:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:17:21.07 ID:LNQ3oaM0

麦野「……………」
フレンダ「え……あああ!!!!
………ご、ごめ、麦野……!!!わ、私そんなつもりじゃ……!!!」
麦野「……………」
フレンダ「あ、あれ、む、麦野……??」
麦野「……………」

591:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:22:24.58 ID:LNQ3oaM0

アナウンサー『た、確かにお、女の子……女の子です!!ちゃ、茶髪で短髪の……!!!
小学生くらいの女の子が学校の敷地内に入って行っています!!!
い、一体、どういうことなんでしょうか!!??』

(テレビにぼんやり写る美琴の姿)
麦野「…………」
麦野「………(アレが……第3位の…『電撃使い』か…)」

麦野「(どーいうつもりなんだ、あのクソガキ……もしかして人質を助けるつもりか……?
にしたって、単身で正面がつっこむなんて……何か作戦があるのか、
それともただ、何も考えていないだけの馬鹿なのか……)」
麦野「(まあ、正直、人質の命なんざどーだっていいが……
…やれるもんならせいぜい、やってみせるんだな『第3位』…

…まかりなりにも順位で私を追い抜いてたんだ……!!!
あの程度のテロリストごとき、一人で一掃できねえようじゃあ……
『第3位』の名が泣くぞ……!!!!)」

592:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:28:16.58 ID:LNQ3oaM0

…………
とある研究所では
アナウンサー『い、いい今!!先ほど校内の敷地に入った女の子が!とうとう!
校舎の中へ入って行きました!!!

な、な、中は犯行グループが占拠してるはずなのに!!?い、一体……!!!』
木原「ははあ!!なんか、おもしれーやつじゃねーか、新参者の第3位はよお?
だが、この後どーするつもりなんだろうなあ?一方通行?」
一方通行「……………けっ………正義のヒーローでもきどってンのかァ?…
…くっだらねえヤツだなあオイ…!!」
……………

595:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:39:00.18 ID:LNQ3oaM0

……………
黄泉川「あ、あの馬鹿!!!とうとう、校舎の中にまで入っていきやがった!!!」
鉄装「どどどどどうしましょう、黄泉川先生!!!こ、このままじゃあの子…
…も、もももう隊員全員で、強行制圧にのりきりますかっっ!!」
黄泉川「な、ばか言うんじゃねーじゃんっっ!!!こんなタイミングで全員で乗り込んだら、人質がどーなるかわかんねーじゃんかよっ!!!」
黄泉川「……しかたない……奴らに気づかれないように、私一人で校舎に侵入して、
アイツを連れ戻して来るじゃん!!!」
鉄装「え、えーーー!!よ、黄泉川先生一人で、ですか!?そ、そんな!!
き、、危険ですよ!!」
黄泉川「いいから!!他のアンチスキルはこのまま、学校外で待機するじゃん!!
私が戻ってくる間、犯行グループとの交渉は、なるべく慎重に、
時間を稼ぐようにやってくれよ!!!」

597:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:41:13.85 ID:LNQ3oaM0

………………
美琴の教室
リーダー「……要求した現金はまだか…?アンチスキルはなんて言ってやがる…??」
テロリスト1「…金は今現在、総括理事会が準備中だそうです……もう少し時間がかかると…」
リーダー「はん!アンチスキルの連中……時間稼ぎがみえみえなんだよ!!
そうやって、この教室に強行制圧に乗り込むタイミングでもうかがってんのかあ!?」
テロリスト2「やっぱ、人質を一人くらい殺さないと分かんないんじゃないですかねえ…?
俺達が本気で人質を[ピーーー]わけないと、タカをくくられているのかも……」
リーダー「ああ、そうだな……これ以上、つまんねえ時間稼ぎされてもたまんねえしな…
見せしめに今、一人殺しとくか……」
生徒「ひ、ひいいい、そ、そんな……!!」

598:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:43:22.93 ID:LNQ3oaM0

テロリスト1「ああ、そんで、それ以降は30分おきに、また一人ずつ殺していく、
っていう風にして………んん?」ピーピー…
テロリスト2「なんだ……一階で見張ってるやつらから通信がはいってやがる……
………おい!どーした、なんか用事か??」
『……こ、こちら、ザー…ザー……なんか……へんなガ……が……ザー…ザー』
テロリスト2「おい、なんだ!!聞こえねーぞ!!
電波の調子が悪いぞ!!なんだって!??」

599:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:45:15.15 ID:LNQ3oaM0

『変……が、ガキが……な…ザー……ザー……こ、こ 能…者……電……
う、うわあ……!!!』ブツッ! ツーツー…

…………………

テロリスト2「……な、なんだ……?切れちまいやがった……」
リーダー「おいおい、なんだあ?どーなってんだよ?」
テロリスト2「い、いや良く分かりません……なんか、電波が悪くて聞き取れなくて…
…ガキがどうとか………おかしいな……さっきまで、こんなことなかったはずなのに…」

…………

600:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:46:52.16 ID:LNQ3oaM0

女生徒A「(な、なに??なんか、犯人の奴ら、何かあったの??)」
女生徒B「(さ、さあ?よくわかんないけど……なんか一階であったのかな?)」
先生「(なんだ……通信トラブルか………?……い、いや、まてよ…
…ガキ……?……電波の調子が悪い…………?)」
美咲「(……ま、まさか………)」

601:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 02:51:04.37 ID:LNQ3oaM0

テロリスト1「……ジャミングか……??アンチスキルの仕業じゃねえのか、
もしかして奴ら、強行制圧に踏み出したのかも…」
リーダー「まさかあ、ありえねえ……こんなタイミングで侵入してくるなんて……
おい、お前、ちょっと一階の様子見て来いよ」
テロリスト1「は、はあ、わかりました……」ガラッ
バリバリバリバリバリバリぃィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!
テロリスト1「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああ!!!!!!!」
リーダー「な、なんだあ!!!!?お、おい!!な、なにがおこったんだああ!!?」
美琴「……はあ……はあ…………み、みんな……!!大丈夫!???怪我はない!??」
先生「な………み……御坂……!!!!!!!!!???」
美咲「み、美琴ちゃんっっっ!!!!!!!!!!」

609:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:27:23.78 ID:JFTbnM.0

テロリスト3「な、なんだてめえは!!一体どこから入ってきやがった!!」
テロリスト4「い、一階の奴らはどーしたってんだ!!!」
美琴「おりゃあああああああああああ!!!!」
バリバリバリバリィィィ!!!!!
テロリスト3・4「ぐあああああああああ!!!!!!」ドサッ
テロリスト2「な………な……」

610:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:29:21.27 ID:JFTbnM.0

美琴「アンタ達……よくも私のクラスの皆にこんなひどい目に……
許さない……絶対に、許さないんだから………!!!!!!!!!」
リーダー「お、お、おい!!誰か!応答しろ!!教室にへ、変なガキが侵入してきやがった!!
至急、応援を……!!!」シーン
リーダー「(お、応答なし……!!!ま、まさか、全員やられた、っていうのか…!!!)」

611:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:35:10.21 ID:JFTbnM.0

テロリスト2「り、リーダー!!!い、一体どうしたら……!!!」
リーダー「お、お、落ち着け!!!こ、こっちには人質がいるんだぞ!!!
人質を盾にすれば、このガキも手だしは……!!!」
美琴「」ギロリ……!!!!
リーダー「~~~~~~~~~!!!!!」
リーダー「(だ、駄目だ……!!コイツ、完全にキれてやがる……!!!
人質がどうこうじゃない………このままじゃ……確実に……

こ、殺される………!!!!!)」
美琴「」ジリッ
リーダー「………!!て、撤退だ!!!!!!さ、作戦は失敗だ!!!
は、早く屋上へ!!!!屋上のヘリで脱出するぞ!!!」

テロリスト2「は、はい!!!!」

(教室から急いで出ていく2人のテロリスト)
美琴「待ちなさいよ!!!!!!この私から、逃げれるとでも思ってんの!!!!!」
リーダー「ひ、ひいい!!い、急ぐぞ!!!は、早く!!!!」

612:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:38:14.69 ID:JFTbnM.0

………………

そのころ……

美琴を追って校内に侵入した黄泉川は…
校内の廊下
黄泉川「なんてこった……!!」
黄泉川「……校内にいたテロリスト達……全員倒されてやがる…
…もしかしなくてもアイツがやったんだろうけど…」
黄泉川「何も考えもなしにこんなことして…人質は…人質は無事なんだろうな……?

……ん??」

613:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:43:26.43 ID:JFTbnM.0

先生「……あ!!」ぞろぞろ…
黄泉川「って、あ、あれ!?な、なんで人質になってたアンタ達がこんなとこに!?」
女生徒A「あ、アンチスキルの人だ!!た、助けに来てくれたの!!??」
女生徒B「よ、よかったあ!!これで助かったのね!!
……う、うええん、こわかったよお」
黄泉川「あ、ああ、もう、心配ないぞお前ら……!!
け、けど、なんでこんなとこに……まさか……」
女生徒C「美琴ちゃんが助けにきてくれたの……!!
いきなり教室に現れて、犯人を次々に倒しちゃったんだから!!」
黄泉川「や、やっぱりか……って、ていうか、正面から突入したのか、アイツ…!!
そ、それで、!!アイツはどこいったんじゃん!??」

614:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:45:38.10 ID:JFTbnM.0

美咲「美琴ちゃんは……逃げた残りの犯人達を追っていっちゃって…
…犯人達は、屋上に逃げるとかなんとか言ってたから…
…もしかしたら、美琴ちゃんも一緒に、屋上に向かったのかも……!!」
黄泉川「なんだって……!?」
先生「あ、あの……!!お願いです、御坂がこれ以上無茶しないように、後を追ってくれませんか!?
アイツに助けてもらってなんですが、アイツは……レベル5かなんだか知らないけど…

…とにかくまだまだ子供で、いろいろと危なっかしいヤツなんです……!!!

……ここにいる生徒達は、私が外まで先導しますから……!!!
だから、あなたは御坂のことを、お願いします!!」
黄泉川「分かってる!!言われなくてもそうするじゃん!!」

………………

615:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:53:11.36 ID:JFTbnM.0

…………

学校の屋上
リーダー「はあ……はあ……が、ガキは……!?ま、まだ、追ってきてるのか……!?」
テロリスト2「わ、分かりません……け、けど、おそらくは……」
美琴「こらあああーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
待て、っていってんでしょうがああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
テロリスト2「ひいいいい!!!!」
リーダー「は、はやく!!!はやくヘリに乗り込むぞ!!!!」
テロリスト2「は、はいいい!!!」
(屋上のヘリコプターに乗り込むテロリスト達)

616:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:59:36.11 ID:JFTbnM.0

ババババババババ……
美琴「……!!!ヘリコプター!??な、なんで学校の屋上にこんなものが……!!!」
リーダー「ったく、てめえみてえなクソガキに計画が
めちゃくちゃにされるとはな……!!!!

だが、この落とし前は、そのうち必ずつけさせてもらうからな……!!!!
あばよ、クソガキ!!!」
バババババババ……(少しずつ、上空へと上がっていくヘリコプター)
美琴「……………!!」

618:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:08:57.90 ID:GWgksrw0

黄泉川「はあ……はあ……やっと、追いついたじゃん……おい、お前!!
怪我はないか!??……ったく無茶しやがって……」
美琴「わ、私は大丈夫!!け、けど、犯人達が!!!」
黄泉川「ああ、あいつらは、もういいじゃん!!とりあえず、人質は全員解放されたし
……あの犯人達もあのヘリじゃそう遠くへは行けないはず…

……時期に他のアンチスキルが…」
美琴「んな…!!ここまで来て犯人を見逃せっての!?
アンタ、アンチスキルの癖に何いってんのよ!!!」
黄泉川「い、いやけど、あの距離じゃあもう、私らじゃ攻撃の仕様が…」
美琴「…………ったく、仕方ないわね……」

(ゆっくりと、一枚のコインを取り出す美琴)

619:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:16:46.70 ID:GWgksrw0

美琴「……正直、まだイメージトレーニングだけで、
実際に撃ったことないから、ちょっと不安だけど…
…あの距離のヘリを攻撃するにはこれしか方法はない…!!!」
黄泉川「う、撃つ……撃つって、お前、一体、何を…
何をする気じゃん……!!!!???」
美琴「なに、って……『必殺技』を撃つのよ……この御坂美琴が、
長年かけて編み出した必殺技をね……!!!!」
黄泉川「ひ、必殺技、って……!??お、お前……それどういう」
美琴「おおりゃあああああーーーーー!!!!!!!!!!!!!

いっけええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーー!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオーーーー!!!!!!!!
……………

620:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:18:39.69 ID:GWgksrw0

……………

ヘリコプター機内では
リーダー「ちくしょう……せっかく上手くいきかけてたのに…
…なんなんだあのガキは……」
テロリスト2「能力を見た限りでは『電撃使い』だったようですが…
…あれは並みの能力者ではなかったですね……レベル3か4か……いや…

……ん?」
リーダー「……待てよ……『電撃使い』、だと……?……ま、まさかアイツ」
テロリスト2「り、リーダァァー!!!!!!!!!!!」
リーダー「あん、一体どうし」
どぎゃああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!
(一瞬にしてヘリコプターのメインローターを貫く白い閃光)

621:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:22:15.03 ID:GWgksrw0

リーダー「どあああああああああーーーーーーー!!!!!!!!!
な、なんだ!??い、一体どうなって……!??い、今、一瞬、白い光が……」
テロリスト2「ヘリの……!!!ヘリのコントロールが効かない……!!
や、やばい、お、落ちる……!!!ヘリが……墜落する……!!!!」
リーダー「ひ、ひいいいい!!!!!!そ、そんな……そんな……!!
せっかく……せっかく、逃げ切れたと……」
テロリスト達「うわああああああああああああああああああーーーー」
どがああああああーーん………
………………

622:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:25:07.16 ID:GWgksrw0

………………

学校の屋上
黄泉川「……………」
美琴「………初めて撃ったにしてはまあまあかしら…
…もうちょっと威力があるかと思ったけど……まだまだ改良の余地ありかしらね…」
黄泉川「………な……な………!!!」

623:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:28:53.18 ID:GWgksrw0

……………

学校の外

鉄装「…………な、なに……今の……光みたいなの…
…一瞬にして、敵のヘリコプターを墜落させちゃった……」

ざわざわ………ざわざわ……

野次馬A「なんだ、あれ……一体、何が起きたんだ……??」
野次馬B「わ、わかんねえけど……い、一瞬……白い光のラインが見えたと思ったら…
ヘリを貫いて………」
野次馬C「なんなんだあの光は……??アンチスキルがやったのか……??」
野次馬D「なんか、光が通ったラインに沿って、空が放電してるような……」
野次馬E「た、確かに……そ、それじゃ、今の光って……電撃…??」
…………
先生「ま、まさか、今の光………み、御坂、か………??」
美咲「美琴ちゃん……すごい……すごすぎる…」
……………

624:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:33:06.87 ID:GWgksrw0

とある喫茶店

アナウンサー『……み、みなさん、ご、ご、ご覧になられましたでしょうか……!??
い、今、犯行グループのヘリコプターめがけて

し、白い、白い光の閃光が見えたと思ったら…
…一瞬にしてヘリコプターを墜落させてしまいました……!!これは一体…??』
アイテムの面々「……………」
フレンダ「な……なによ、アレ……アンチスキルの新兵器……なわけないわよね……

もしかして………」
絹旗「……もしかしなくても、さっきの第3位の仕業に超間違いありません…」
フレンダ「え、け、けど、第3位って『電撃使い』なんでしょ?
……い、いくらレベル5だからって、今の戦艦の主砲みたいなヤツ、
『電撃使い』に撃てるもんなの!??」

625:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:40:18.58 ID:GWgksrw0

麦野「……おそらく、電流と磁力をコントロールして、何らかの物体を
弾丸として射出させたんでしょ……俗にいう、超電磁砲、ってやつかしらね」
フレンダ「え……な、何それ…
…ぜんっぜん分かんないんだけど、麦野………!??」
麦野「ああもう、分かんなくていいわよ、めんどくさいから」
麦野「…………」
麦野「(にしても、あのクソガキ………一体、どうやって、テロリスト共を
一掃するのかと思ってみてみれば…
…人前であんなに堂々とあんな能力ぶっ放すとは………)」
麦野「(なんて………なんて無茶苦茶なやつ………!!!!)」
……………

626:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:47:56.79 ID:GWgksrw0

とあるアジト

ドレスの女「な、なによ今の攻撃は………あんなの、『電撃使い』の常識を超えてるわ
………なんて子供なの………!!」
垣根「あはははは!!!こいつはいい!!超電磁砲でヘリを撃墜させるなんて、
おもしれー奴じゃねーか、第3位は!!!」
ドレスの女「…………楽しそうね……そんなに後輩の活躍がうれしいのかしら?」
垣根「いやあ、こんなにぶっ飛んだ奴だとはおもわなくてさ。
なるほど、こりゃ麦野より上だわ…ははは」
ドレスの女「…………」
ドレスの女「(…第3位といい、この彼といい……やっぱりレベル5は
とんでもないやつばっかりね……ホント、格が……違いすぎるわ)

627:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 00:48:58.79 ID:GWgksrw0

とある研究所では
木原「ははあ、超電磁砲とは考えやがったなあ第3位様はよお!!なかなかイキが
いいやつじゃねーか!!」
一方通行「………けっ……くっだらねェ」
一方通行「(……………)」
一方通行「(あれが…………あれが、第3位か…)」

………………

629:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 01:27:43.91 ID:GWgksrw0

………………

その後

鉄装「……墜落したヘリに乗っていた奴らも含めて、
犯人は全員検挙しました。人質も全員無事みたいです」
黄泉川「そっか、これで一件落着……

……といいたいところだけど……おい!!お前!!!」
美琴「………え?」
黄泉川「………悪く思うなよ」
美琴「……??」
バシッ!!!

(美琴の頬をたたく黄泉川)

630:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 01:30:31.98 ID:GWgksrw0

美琴「な、なにするのよ!!!」
黄泉川「何するのよ、じゃないじゃん!!!!
何の考えもなしに敵に突っ込んで行きやがって!!!
人質に何かあったらどーするつもりだったんだ!!!」
美琴「……け、けど結果的にみんな無事だったわけだし……」
黄泉川「それは、たまたま上手くいっただけの話じゃん!!?
もし、お前が教室に踏み込んだ時、人質を盾に取られたら!?

お前の短絡的な行動で、逆にクラスの皆を危険な目にあわすかも、って
思わなかったのか!??」
美琴「それは……………」
美琴「…………………ご、ごめんなさい…………」

631:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 01:37:23.61 ID:GWgksrw0

黄泉川「ったく……レベル5って言っても…まだまだ子供じゃん…

…けど」
美琴「…え?」
黄泉川「まあ、確かに……お前の言うとおり、結果的に事件を解決することができたのは
お前のおかげだし……それは、お礼を言っとかなきゃいけないじゃん?」
美琴「あ……えっと」
黄泉川「……ありがとう、御坂美琴……危なっかしかったけど…
…私はお前の行動、高く評価するじゃん?」
美琴「あ……い、いやその……////」

632:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 01:38:57.14 ID:GWgksrw0

黄泉川「ああ……それはそうと、早く、行ったほうがいいんじゃないか??」
美琴「ええ?……行くってどこに…??」
黄泉川「試験だよ、試験!!常盤台中学の試験、お前受けに行かなくていいのか!?」
美琴「え……け、けど、もう行っても、試験は終わってるんじゃあ…」

633:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 01:43:01.07 ID:GWgksrw0

黄泉川「午前の筆記試験はな………けど、試験は午後からもあるじゃん?
ちなみに午後の試験は、能力の実技試験とほんのちょっとも面接だ。

……お前なら、まだ巻き返すチャンスはあるじゃん!?」
美琴「そ、そうなんだ、まだ、試験は終わってないんだ…!」
黄泉川「ほら、分かったら、とっとと行くじゃん!!後のことは私達にまかせて!!」
美琴「え、ええ!!」

…………

黄泉川「……まったく……」
黄泉川「学園都市第3位、御坂美琴、か………今はまだまだ荒削りだけど………
将来が楽しみなヤツだ…

……アイツとは、いずれまたどこかで会うかもしれないじゃん…」

……………

635:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 02:50:20.60 ID:NSq0KYA0

………
美琴「(…………)」
美琴「(……今まで必死で努力してきて、ハードルを飛び越えた末に手に入れた力は、
今日みたいに、困っている他の誰かの為に使っていけばそれでいい……

誰かを助けるために……誰かを守るために…」

…そうすれば、私が持つレベル5としての力にも…
…価値があるって、思えるから……)」

……………

それから一カ月後…

3月 卒業式

655:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:23:25.50 ID:BiksN7Y0

……………
先生「……卒業おめでとう御坂、これで4月から晴れて、常盤台中学の生徒だな!!」
美琴「あ、ありがとうございます!」
先生「……それにしても、やっぱ流石だな……!
午後の試験の点数だけで巻き返して、見事試験に合格するなんて!」
美琴「い、いやあ……そんなことは…」
先生「けど御坂、常盤台中学は学園都市でも5本の指に入る名門校だ!
……これから、今以上に頑張っていかないとなっ!」
美琴「はい……!………

……あ、あの、先生」
先生「ん、なんだ??」

656:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:28:05.13 ID:BiksN7Y0

美琴「………今まで、ありがとうございます…
…いろいろと気にかけてくれて…その………進路のこととか」
先生「なーに言ってんだ御坂、俺は教師だぞ。
教師が生徒を気にかけるなんて当然のことだぞ?礼なんて無用だ」
美琴「先生……」
先生「それじゃ御坂、元気でな………たまにはこの小学校にも遊びに来いよ!」
美琴「はい……!それじゃ、私そろそろ……」
?「美琴ちゃん!!」
美琴「……え?」

657:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:31:51.06 ID:BiksN7Y0

美琴「……美咲ちゃん……?そ、それにみんなもっ!!……一体……どうして……」
女生徒A「美琴ちゃん……私たち……」
女生徒B「きょ、去年の夏……美琴ちゃんにひどいこと言ってしまって……」
女生徒C「ずっと、ずっと、謝りたかった……」
美咲「レベル5になったって、美琴ちゃんは美琴ちゃんのままなのに…
…美琴ちゃんは何も悪くなかったのに………!!……それに…

…あんなにひどいことを言った私たちでも、美琴ちゃんは学校が占拠された時、
必死で助けてくれた………それなのに…

…私たち……まともにお礼の一言も言えないままで……!!!」
美琴「み、みんな………」

659:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:35:38.64 ID:BiksN7Y0

美咲「美琴ちゃん……今まで、ホントにごめんなさい……!!
美琴ちゃんをあんなに深く傷つけて、
いまさら謝って許されることじゃないかもしれないけど……!!」
女生徒A「うん……御坂ちゃん、今までのけものにしてホントにごめん…
…けど、私たち…ずっと仲直りする機会をうかがってたんだよ……!!」
女生徒B「御坂ちゃんが常盤台中学を受験する、って聞いた時…
…私たち、すごくショックで……」
女生徒C「私たちのせいで御坂ちゃんが、他の中学に行くことにしたんじゃないか、
って思ったら、いてもたってもいられなくなって……!!」
美咲「美琴ちゃん……あんなひどいことを言った奴らがいまさら何を言うんだ、
って思うかもしれないけど………!!

それでも、私たち……美琴ちゃんと前みたいな関係に戻りたい……!!!
ずっと、美琴ちゃんと、友達のままでいたい……!!!」
美琴「美咲ちゃん……みんな……!!」ポロ……ポロ……

660:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:39:11.77 ID:BiksN7Y0

美琴「…みんな……わ、私のほうこそ…
…あの時、私のせいで、皆を危険な目にあわしてしまって……ほんとにごめん…

…学校が占拠されたときだって……
なんも考えもなしに突っ走って…
…一歩間違えたら、皆をもっと危険な目にあわせていたのかもしれないのに……!!!」
美咲「そんなことない……美琴ちゃんは…
…いつだって私たちを守ってくれた……ほんとに……ありがとう……」
女生徒A「そ、そうだよ……何にも御坂ちゃんは悪くないんだから……!!!!」
女生徒B「常盤台に行っても、私たちのこと忘れないでね、御坂ちゃん……!!」
女生徒C「また今度、一緒に遊ぼうね…!絶対だよ、御坂ちゃん……!!」
美琴「みんな………ほんとにありがとう…
……私、常盤台中学に行ってもがんばるから……!!

皆のこと、忘れないから…!!」

先生「……………」

661:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:44:33.19 ID:BiksN7Y0

先生「(……俺は、間違っていたのかもしれない……)」
先生「(……俺は、ずっと、御坂がこのまま学校の皆と一緒にいたんじゃ、
孤独になっていくとばかり思っていた…

…なぜなら、御坂は今や学園都市の頂点、レベル5…
この学校の生徒とは、あまりにも住む世界が違うと思っていたからだ……
……けど、ほんとはそうじゃなかったのかもしれない……)」

先生(アイツは…御坂美琴は…

とにかく目の前のハードルを飛び越えずにはいられない……そんなまっすぐな性格で……

それでいて、決して自分の力を誇示せず、過信せず…
…その力を他の誰かの為に使うことができる人間……
そんなアイツの周りには、自然と人が集まってくる…
…例えそれが、常盤台中学だろうが他の学校だろうが…

…どこだろうと……きっと、御坂美琴っていう人間はそういうヤツなんだ…

…俺が心配することなんて……何もなかったのかもしれない……)」
先生「(もう、大丈夫だ…きっと、アイツは、どこに行ったとしても……
上手くやっていけるはず……)」

……………

662:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:55:34.39 ID:BiksN7Y0

……………

こうして、御坂美琴の小学校生活は幕を閉じた……
そして、それから、約一カ月後…
…学園都市のバンクのデータに美琴の『能力名』が、正式に登録された。
だが、果たしてその能力の名を登録したのは、一体誰なのか………
彼女の能力開発に携わった研究者なのか…
…テロリスト事件の時、ヘリコプターを撃ち落とした白い閃光を見た誰かなのか…
…それとも御坂美琴本人なのか……それは定かではない……
だが、その能力名は、登録後ほどなくして、
彼女の二つ名となるまで、世間に知れ渡ることになり……
美琴が常盤台中学に入学して数カ月が立ったころには、
彼女は、学園都市に住む人々にこう呼ばれるようになる……

常盤台中学のエース、『超電磁砲』 御坂美琴、と。

665:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:01:16.18 ID:BiksN7Y0

……………

そして……再び2年後の現在

………………

佐天「……坂さん、御坂さん!!」
美琴「……え、あ、ああ」
佐天「どーしたんですか、急に黙りこんじゃって…」
美琴「ご、ごめんごめん、ちょっと、昔のことを思い出しちゃってて……」
佐天「え、そうだったんですか、けど、それならちょうどいいです!
さっそく、教えてくださいよ!レベル5になった時の心境を!!」

666:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:04:47.02 ID:BiksN7Y0

美琴「う、うーん、そうねえ……

…けど…………もう忘れちゃった」
佐天「え、ええ~~!!なんですかそれ!

忘れたって……今さっき、昔のことを思い出してた、っていった
ばかりじゃないですか…!」
初春「えー、私も、御坂さんの昔の話、聞きたかったのに……なんで隠すんですかあ??」
美琴「あはは……ごめんごめん……けど、レベル5になった時の気持ちとか、
いろいろありすぎて……なんか、一言じゃ言い表せないし……

………良く分かんないや、あはは……」
黒子「…………」

667:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:08:14.13 ID:BiksN7Y0

黒子「……まあまあ、お二人とも。もう良いではありませんか…
…お姉さまだって一人の女性…
…人には言えない秘密の一つや二つ、あってもいいと、ワタクシは思いますの」
佐天「えー、白井さん、けど…」
黒子「それに、お姉さまがレベル5になった時のことなんて今や昔の話……
過去の話ですの……過去を振り返ることよりも今……!

重要なのは今!!!この瞬間が大事ですのよ!!」
初春「ま、まあそれはそうかもしれませんけど……」
美琴「黒子……」

668:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:11:45.14 ID:BiksN7Y0

黒子「…………」
黒子「(……よく考えてみたら、レベル5になる、っていうことは、
決していいことばかりではないはずですの…

…きっと、お姉さまもレベル5になったことで
過去に、いろいろな苦労や、辛い経験をされたに違いないですわ……)」
黒子「(けど、お姉さまはそんなことをわざわざ、ワタクシたちに言ったりはしない…
…ワタクシたちもそれを聞かない。
それで良いんですの……)」

669:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:19:23.30 ID:BiksN7Y0

黒子「(………それにしても……)」
黒子「(ああ……!こんな判断ができるのは、お姉さまをよく分かってる、
この黒子だからこそ……!!

お姉さま、黒子は、黒子は聞かなくたって、お姉さまのこと、
こんなにもよく分かっておりますのよぉぉぉぉーーー!!!!
お姉さまぁぁ、そんな黒子を、黒子のことを、どうか褒めてくださいましぃぃぃーー!!)」
初春「御坂さーーん、なんか、白井さんが急にもだえはじめたんですけど……」
美琴「ああ、もうほっといていいわよ初春さん、そんなやつ……」
佐天「あ、そういえば、初春!!今日、午後から皆で映画
見に行く予定だったじゃない!!なんの映画見るか、決めとかないと……」
初春「あ、ああそういえばそうでしたね……ちょっと待ってください、
今、何の映画をやってるのか調べますから……」
美琴「(……………)」
美琴「(…………そういえば、みんな、今、どうしてるのかしらね………)」

671:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:47:14.69 ID:BiksN7Y0

……………

とあるアンチスキルの支部
鉄装「………え、ええ!!そ、それじゃ、
あの時のテロリスト事件の時の女の子が御坂さんだったんですか!?」
黄泉川「……そーだよ、ってか、お前もあの時いたくせに…
…全然気づいてなかったのかよ……」
鉄装「え……ってことは、黄泉川先生、昔から御坂さんのこと、
知ってたってことですよね?」
黄泉川「ああ、最も、あっちはもう私のことなんか全然、覚えてないみたいだけどな」
鉄装「へ、へーー、そうだったんだあ…」
黄泉川「それにしても、アイツ……相変わらず危なっかしいところはあるけど…
…昔に比べたらずいぶん成長したみたいじゃん…

…レベルアッパー事件といい、ポルターガイスト事件といい、
アイツがいなけりゃ解決できなかったかもしれないしな…」
黄泉川「御坂美琴……これから先、一体どこまでいくのか…
…どこまで成長するのか、ホント楽しみな奴じゃん……」
……………

673:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:53:52.91 ID:BiksN7Y0

……………

とある中学校

生徒1「………ねえ、知ってる?こないだ3組の女の子、不良に絡まれたときさあ
あの常盤台中学のエース、御坂美琴に助けられたらしいよ!」
生徒2「えええ!!御坂……ってあの『超電磁砲』!?いいなあ~~!!」
生徒3「うんうん、ホントかっこいいよね、御坂美琴!!
……あ、けど、私も一回見たことあるよ!」
生徒1「ええ!い、一体どこで見たの!?」
生徒3「確か、ゲームセンターで……」
……………
美咲「……………」
生徒4「………あれ、美咲?どうしたの、ボーッとして」
美咲「え、あ、ああ……ごめんごめん、なんでもない」
美咲「(………美琴ちゃん、相変わらずだなあ……)」
美咲「(………元気にしてるんだ、美琴ちゃん…
……また、会いたいなあ………)」

……………

676:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:57:04.21 ID:BiksN7Y0

……………

とある小学校
生徒A「………それで先生、そのあとどーなったの!??」
先生「ああ、教室にアイツが入って来てからは、あっという間に
犯人達を倒してしまってだな…

…あげくの果てにヘリコプターを撃ち落とすという、
今思い出すとめちゃくちゃなことをやってのけたんだよ…」
生徒B「えーーー能力でヘリを……??やっぱ御坂美琴すげーーーー!!!」
生徒C「けど、先生、やっぱりそんな人がこの学校の卒業生なんて、
全然信じられないんだけど……!!」
先生「な……ほんとだ……本当だぞ!!じ、実際に先生が受け持ってたんだから……!」
生徒D「えー、絶対嘘だよ、嘘」
生徒E「うん、嘘だよな、先生がそんなすごい生徒、扱えるわけねーじゃんか!!」
先生「んな……、お、お前らなあ……だから、本当に……!!!!」
…………………

677:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:59:16.85 ID:BiksN7Y0

…………………

そして………

学園都市のはずれにある、小さな小さな研究所
……………

若手研究員1「……やっぱ『一方通行』だろ、『一方通行』……!
第1位なんだから間違いないだろ?」
若手研究員2「いや……順位が一位だからってそうとは限らないだろ……!!
『未元物質』だって、バンクのデータ見る限りじゃ、とんでもない化け物だぞ!!!」
所長「おいおい、お前ら、何をもめてるんだ、仕事をさぼって……一体、何の話だ?」

678:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:02:14.29 ID:BiksN7Y0

若手研究員1「あ、しょ、所長……い、いやあ実は……」
若手研究員2「学園都市のレベル5の能力者の中で、最強の能力者は誰だ、
っていうのを議論してたんですよ!!」
所長「最強、ねえ……」
女研究員A「…………………」

681:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:08:23.31 ID:BiksN7Y0

若手研究員1「やっぱ『一方通行』ですよね、所長!!
なんせ学園都市一位なんだから!!!
そんなのあたりまえのことなのに、コイツが……」
若手研究員2「ばっかだなあお前……能力の順位は別に戦闘力で
決まるわけじゃねえんだぞ!!実際に戦えば、やっぱ『未元物質』だよ、最強は」
所長「おいおい、最強ってのはそういうことか………??
あのなあ……お前らは一応、まかりなりにも研究者なんだから…
…戦ったらどっちが勝つだとか……そんな中学生が遊びで話し合うような観点で

最強の能力者を決めるなんてこと、やめたらどうなんだ…?」
若手研究員1「えーー、けど……それだったら、所長はどう思うんです…?」

682:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:11:49.03 ID:BiksN7Y0

所長「私か……?う、うーーん……そりゃ、一概に、
誰が最強とはっきり決めることはできんなあ……」
所長「……例えば……確かにお前らがさっき、議論してたように…
…単純な戦闘力だけで最強を決めるとしたら、それは『一方通行』だろうな、間違いなく」
若手研究員1「ほら、見たことか!」
若手研究員2「うう……」
所長「だが……この世に存在しない物質を生み出すという…
…未知なる可能性がある能力者という意味では、
『未元物質』が最強という研究者もいるし……

…心理学に精通している研究者の間では『心理掌握』、

今後、無限の可能性を秘めた能力者、という意味では、
『ナンバーセブン』をあげる研究者も多い」

683:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:15:18.26 ID:BiksN7Y0

若手研究員1「えええ~~、け、けど所長、そんなに最強がいたんじゃあ、
一体だれが、学園都市で最強の能力者か決められないじゃないですか」
所長「いや、だから、そんな単純なモンじゃないんだってば…

……あ、いや、けどな……

学園都市のレベル5の中で最も、自分の中に確固たる『パーソナルリアリティ』を秘めた、

真に強い超能力者は誰であるか、という質問を研究者の間ですると、
意外に回答で挙がるのが

『超電磁砲』であると……そういう話を聞いたことがある」

684:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:20:25.86 ID:BiksN7Y0

女研究員A「……………、」
若手研究員2「へー、『超電磁砲』ですかあ、確かに彼女は評価高いですよね」
若手研究員1「なんせ数多くいる『電撃使い』の中の頂点ですからねえ…
…けど、なんで彼女が真に強い超能力者、って言われているんですか??」
所長「彼女は今でこそレベル5の第3位として有名だが…
…彼女が小学校一年生の頃、彼女の能力はレベル1だったんだ…

…それが、たかだか数年の間にここまで、成長するなんて…
…これは誰にも予想できなかったことだそうだ」
若手研究員1「ええ、『超電磁砲』ってそうだったんですか!!??
ぜ、全然知らなかった…
…てっきり『一方通行』みたいにもともと高い能力レベルだったのかと…」

685:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:23:41.49 ID:BiksN7Y0

所長「そう……彼女は途方もない努力をし続けて、
第3位のレベル5にまで到達したそうだ…

……そんな彼女の成長っぷりを、
ツリーダイヤグラムでさえ予測しきれなかった、という話があるくらいだ」
若手研究員2「へ、へえ………そうなんですか…」
所長「そんな彼女のエピソードを聞いた研究者が言いだしたんだろうな………

『超電磁砲』御坂美琴は、どんなことがあっても決してあきらめない、
鋼のような強い心を持った能力者…

…そう、自分の中に確固たる『自分だけの現実』をもった

真に強い超能力者、ってね」
若手研究員1「へええ、そんな話があったなんて……初耳だなあ…」

686:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:31:34.09 ID:BiksN7Y0

所長「まあ…こんな偉そうなこと言っても、俺は実際にレベル5の能力者なんか、
開発に携わるどころか、会ったことすら一回もないんだけどな!!!

……でなけりゃ、こんな街はずれにある小さな研究所で所長やっとらんよ、
わっはっは!!!」
若手研究員1「しょ、所長~~~!!」
若手研究員2「そ、それを言われると俺達も悲しくなるんでやめてください…」
研究員A「……………」
所長「……ん?あれ、そういえば、君は昔、『超電磁砲』の能力開発に
携わっていたんじゃなかったっけ……?」
研究員A「……え、……ええ……まあ」
若手研究員1「ええええ!!!!せ、先輩!そうだったんですかあ!!?」
若手研究員2「う、うそ!!俺達の研究所にそんな経歴の人がいるなんて!!!」
女研究員A「…………」

687:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:43:08.19 ID:BiksN7Y0

所長「……君の眼から見てどうだった、『超電磁砲』は……?
他の研究者が言うように…強い心を持った能力者だったかね??」
研究員A「…………」
研究員A「……ええ……確かに………ホントに強い子でした……
…どんなに辛いカリキュラムにも、必死で耐え抜いて…

…私も学園都市最強の能力者は……彼女だと思います」
所長「やっぱりそうか……!」
若手研究員1「(け、けど、先輩って……それほどの経歴がありながら、
なんでこんな小さな研究所で働いてんだ……??)」
若手研究員2「(さ、さあ……けどまあ……いろいろわけありなんだろ?)」

688:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:44:38.43 ID:BiksN7Y0

研究員A「……………」
研究員A「(……けど……その強い心をもったはずの彼女を…

…私たちは……

深く、深く傷つけた……あんなにも、簡単に……)」
研究員A「(美琴ちゃん……………できることなら……
……もう一度だけ会いたい…
もう一度会って……あの時のことを…
……謝りたい……)」

689:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:46:42.24 ID:BiksN7Y0

……………

美琴「…………」
美琴「………(元気にしてるかなあ…みんな……元気にしてるかな…

……お姉ちゃん………)」

佐天「………御坂さーーん、おーい」
美琴「……え、ああ、ごめんごめん、何?」
佐天「んもう、またボーっとして!!何って、映画ですよ映画!!
いいかげん、今から皆で見にいく映画、何にするか決めるましょうよ」
初春「それじゃあ、今やってる映画のタイトルを読み上げますね……えっとお…

『昼ドラ☆パラダイス』『世界の中心で恋を叫ぶ』『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』
『アリリス・イン・ザ・ワールド』………どれにしましょう??」
美琴「………、」ピクッ

691:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:50:00.40 ID:BiksN7Y0

黒子「やっぱりワタクシは、ドロドロとした大人の恋物語が好味ですから……
ここは『昼ドラ☆パラダイス』ですかねえ…」
佐天「ええーーー、そ、そんなの中学生から観てちゃだめですよ、白井さん!!
ここは、やっぱり純愛の『世界の中心で恋を叫ぶ』、でしょう!!」
初春「いやあ、私はやっぱり、今話題の『アリリス・イン・ザ・ワールド』ですかねえ…
主役の俳優さんが、とってもかっこいいんですよ!!」
佐天「なによ、全然皆意見がばらばらじゃない…
…仕方ない、それじゃ、ここは御坂さんに決めてもらうしかないですね……」
美琴「え!?わ、わたし!???」

693:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:54:40.69 ID:BiksN7Y0

佐天「…御坂さん!!やっぱ『世界の中心で恋を叫ぶ』ですよね!!」
黒子「『昼ドラ☆パラダイス』ですわよね、お姉さま」
初春「話題の『アリリス・イン・ザ・ワールド』ですよね、御坂さん!!」
美琴「う、う、うーーんと、なんていうかあ…その……なーーんか、違うのよねえ…
…なんか、最近、普通の映画に飽きてきたっていうか………えっとその…

…まあ、普通っていうか……実写?に飽きたってことなのかしら…

……だ、だから、私は、まあ、たまには、二次元的な映画でもいいかなっていうか…

…まあ、二次元的っていうかアニメ的っていうか…」
どんがらがっしゃああああああーーーーーーーーーん!!!!!!
美琴「って、く、黒子!!?な、なにアンタ、盛大にずっこけてるのよっt!!!」
黒子「わ、わかりやすっ!!!わ、分かりやす過ぎですのお姉さまぁぁぁぁ!!!!!!
初春が映画タイトルを読み上げた瞬間から嫌な予感がしておりましたけど……、

そ、そんなにも『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』
が観たいんですのぉぉーーーーー!!!!!!!!!???」

694:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:07:22.20 ID:BiksN7Y0

美琴「な、な、な、ち、ちちち違うわよ馬鹿!!私はただ、
たまにはアニメ的な映画でもいいかなって……///////////////」
黒子「な、なんですの、そのアニメ的な映画っていうのはあ!!!
該当する映画が『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』
しかないではありませんのお!!

そ、そんなにもゲコ太が織りなすはちゃめちゃな冒険にご興味がぁぁ!???」
初春「ま、まあまあ白井さん……べ、別にいいじゃありませんか、ゲコ太の冒険でも」
佐天「そ、そうですよ、白井さん!こういう一面も御坂さんの良いところなんですから……
なんていうか、レベル5なのに、気取ってないっていうか……」

695:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:11:30.03 ID:BiksN7Y0

黒子「な、な、なに言ってますの二人とも!!

ちゅ、中学生にもなって対象年齢3歳以上のアニメ映画を好むなどと……お姉さま…!!
いつもいつも言っておりますけど、お姉さまは常盤台中学のエース、『超電磁砲』御坂美琴ですのよっ!!

そんなお方が、映画館でゲコ太の冒険を観ているところを街ゆく人に観られでもしたら……!!!!」
美琴「い、い、いや、わ、私は別にそ、そんなゲコ太の冒険が観たいとか言ってないじゃない…
…た、ただ私は、たまにはアニメ的な緑色の両生類が活躍する、冒険のような映画が観たいな、って」
黒子「だからそれ完全にゲコ太の冒険のことですのよお姉さまぁぁぁぁあーーーーーーー!!!!!
なんで、その手の感性については完っ全にレベル0なんですのよぉぉぉ-^――――――――――!!!!」

697:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:20:53.32 ID:BiksN7Y0

ギャーーー…ギャーーーー…

…………

佐天「……あれ、そういえば初春、誕生2周年記念、ってことは、ゲコ太って2年前にできたの??
ちょうど、御坂さんがレベル5になった時と同時期なんだ」
初春「ええ、実はそうらしいんですよ、元々、ゲコ太の始まりは
ケータイのストラップ商品だったんですって、新規でケータイを
変えた人にサービスで渡してたヤツらしくて……」
佐天「へーー、そうなんだ……って、初春、なんでそんなに詳しいのよ……」
初春「以前、御坂さんが話してくれたんです、
なんか、古いゲコ太のストラップ見せられながら……」
佐天「へ、へえーー、御坂さんってその時からゲコ太が好きなんだあ…

…それにしても、ゲコ太にしても御坂さんにしても…
…誰にでも過去ってあるんだねえ、初春」
初春「そうですねぇ、まさに『人に歴史あり』って感じですよね…」
………

『超電磁砲』御坂美琴……今は昔の小学校時代のお話

おしまい

転載元
美琴「私のことビリビリいってりゃいいのよ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1272986043/

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