【初春・佐天】黒子「お姉さまなんてもう知らないですわ!」美琴「こっちこそ!」SS

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:03:55.70 ID:ZX7wI0De0

ある日の朝  寮内にて

美琴「黒子!!わ、私の下着どこにやったのよ!?」

黒子「いやですわ、お姉さま。お姉さまの下着ならちゃんと
いつもの棚の中にあるではないですか。」

美琴「こ、これ全部、アンタの下着じゃない!?いつの間に
入れ替えたのよ!?…そ、それに、私のいつもはく短パンも
ないんだけど!!」

黒子「お姉さま…以前も言いましたけど……お姉さまには常盤台中のエースと
しての自覚がなさすぎですわ……エースはエースらしい身なりを整えて
欲しいと黒子はつねづね思いますの……まずは、子供っぽい下着や短パンを止
めるとこから始めるべきですの!」

美琴「や…やっぱりアンタの仕業なのね!!わ、私の下着と短パンどこにやったのよ!!」

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:06:20.53 ID:ZX7wI0De0

美琴「あ!!そ…それに…ゲコ太!?わ、私のゲコ太グッズもどこにも
ないじゃない…!!あ、あんたまさか…!!」

黒子「ですからお姉さま…常盤台中学のエースとして、ゲコ太グッズを集めて
悦に入るという行為も…」

美琴「…えせ…」

黒子「……え?」

美琴「返せ…」

パリッ…パリッ…

黒子「お…お姉さま…?こ、ここは寮内ですのよ…?
ちょ…寮内での能力の使用は禁…」

美琴「私のもの、全部返せええええええええええええええ!!!!!!!!」

バリバリバリバリバリーーーーー!!!!

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:11:19.65 ID:dBMEipS00

これは黒子が悪い

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:12:08.30 ID:ZX7wI0De0

その日の昼休み 校内にて

美琴「はあ……」

美琴「結局あの後、黒子から全部取り返したものの……能力を使った
おかげで寮監からはこってり絞られるし……さんざんだわ…」

美琴「それにしても黒子のやつ……最近、二言目には説教ばっかり…、
ふん…何がエースとしての自覚が…よ!!人のもの勝手に盗ったりす
るのは、ホント止めてほしいわ!!」

美琴「……それに黒子こそ、人のこと盗撮したり、媚薬の飲まそうとしたり、
瞬間移動で人の風呂場に入ってくるのも勘弁してもらいたいわ!!(イライラ…)
………あーーー!思い出したら腹が立ってきたわ!!

…………ん?」

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:15:06.84 ID:ZX7wI0De0

女生徒A「ぐす…ぐす…ひ、ひどいですわ…」

女生徒B「ほんと…さ、寒くて風邪をひきそうですわ…」

女生徒C「と、とにかく、はやく寮に戻って、着替えなくては…」

美琴「あなた達…どうしたの…?何を泣いて…って、3人とも、せ、制服が
びしょぬれじゃない!?い、一体どうしたの!?」

女生徒A「あ!!あ、あ、あなたは!?御坂様!!」

女生徒B「ま、まさか、御坂お姉さまに声をかけていただけるなんて…!」

女生徒C「しかも、私達を心配してくださるなんて、感激ですわ!」

美琴「い、いや…私のことはなんでもいいけど…だから、どうしたのよ!?

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:16:47.64 ID:ZX7wI0De0

美琴「なんで服がびしょぬれなの!?…まさか、誰かにいじめられたとか…」

女生徒A「そ、それは……」

女生徒B「えっと…その…」

美琴「え…?な、なんなの?言えないことなの?」

女生徒C「……その、実は………その、白井さんです……御坂様のルームメイトの
白井黒子さんに、ついさっき、いきなり能力でプールの中に瞬間移動さ
せられて…」

美琴「…く、黒子が!??」

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:20:28.45 ID:ZX7wI0De0

美琴「ま、まさか、黒子が…そんなことするなんて…いくら何でもなにかの
間違いじゃあ…」

女生徒A「その、実は私たち…御坂様の大ファンで……
それこそ毎日のように御坂様のお話に花を咲かせるのが
習慣だったのです…」

女生徒B「それで今日の昼休みも、いつものように御坂様の話で盛り上がって
いたら…」

女生徒C「…急に白井さんがやってきて、急に私たちをプールの中へテレポートさせて…
なんだか、すごくイライラしていた様子でしたわ……
『私のお姉さまの話をするんじゃないですの!!』とか言われて…」

女生徒A「こ、怖かったです…」

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:21:35.83 ID:ZX7wI0De0

美琴「な…、そんな…いくら黒子でも、そんなこと…!!!」

美琴「(………いや…でもアイツ最近、説教ばっかりしてきておかしかったし…
今日の朝のケンカでイライラしてて、そんなことをしたのかも…!!)」

女生徒C「み、御坂さま…!け、けど、白井さんを怒らないでください…!!
悪いのは、白井さんの前で御坂様の話をした…私たちなんですから…!!」

美琴「な、なに言ってるのあなた達!悪いのは全部黒子じゃない!?
ちょっと待ってて!私が黒子に直接言ってきかせるから!!

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:31:51.36 ID:ZX7wI0De0

その日の放課後…

風紀委員活動第一七七支部

黒子「まったく…お姉さまったら…いきなり朝から能力をぶっぱなすなんて…
私まで寮監様に絞られましたわ」

初春「もー、またその話ですかぁ?その愚痴なら昼休みに散々、
電話で聞いたじゃないですか……それに白井さんも、御坂さん
のモノとったりするのはよくないですよ?」

黒子「…あまいですわ初春…お姉さまのあの幼稚極まりない趣味趣向を
直すにはこれぐらいのことしなければ…」

バンッ!!(ドアが開く音)

美琴「黒子!!あんた、なんてことしてくれたのよ!!!」

初春「み、御坂さん!?」

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:33:40.81 ID:ZX7wI0De0

黒子「お姉さま!?…どうしたんですの?お姉さまのモノなら今日の朝、
全部返しましたのよ!?」

美琴「今日の朝のことじゃないわよ!!アンタ、自分がイライラしてるからって、
同じ学校の生徒をプールに落とすって、どういうことよ!!」

黒子「……はあ!?な、なにを言ってますの、お姉さま!?なんでわたくしが
そのようなこと…!?」

美琴「とぼけたって無駄よ、私、昼休みにそのプールに落とされた子たちに
実際に会って聞いたんだから!」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:35:33.13 ID:ZX7wI0De0

黒子「ちょ、ちょっとお姉さま!?落ち着いてくださいまし!!お姉さまは、
黒子がそんなことする人間にみえるんですの!?…う、初春もなんと
か言うんですの!!」

初春「ひ、ひどいです、白井さん…私をいびるだけじゃあきたらず、まさか、
そんなことまで…!!!」

黒子「て、てめ…初春ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!あなたまで
なにいってんですのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:41:51.82 ID:ZX7wI0De0

初春「じょ、冗談ですよ白井さん。…御坂さん、なにかの間違いなんじゃないですか?
白井さんがそんなことするわけ…」

美琴「いや、初春さん!最近、黒子は、私に対していっつもケンカふっかけてきて
おかしかったし…今日も朝ケンカしてイライラしてたみたいだし…!!」

黒子「……!そのくらいしてもおかしくないと……!!?はっ!!お姉さま!そこまで
黒子のことが信じられないなんて…!!幻滅ですわ!!黒子より、その、
名前の知らないような生徒たちの言葉を信じるんですのね!!」

ぷるるるる……(携帯のなる音)

23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:43:27.22 ID:ZX7wI0De0

初春「はい……あ、固法先輩?え?は、はいわかりました!すぐ現場に
向かいます!!!」

初春「白井さん、事件です!!すぐ、現場に向かいましょう!!」

黒子「事件!?わ、わかりましたわ!!」

美琴「ちょ、ちょっと黒子!!話はまだ終わって…!!」

黒子「はっ!もうお姉さまと話すことなんてありませんの!
……お姉さまなんてもう知らないですわ!」

美琴「こっちこそ!」

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:50:28.05 ID:ZX7wI0De0

とある公園

固法「これは…ひどいわねぇ…」

黒子「固法先輩!!今参りましたわ!……ってこれは…!!」

初春「こ、公園の自販機が…ぐちゃぐちゃにぶっ壊されてますねぇ」

黒子「一体誰がこんなことを…!!」

男1「あ、あの、僕、現場でずっと見てたんですけど…。さっき常盤台中学の
制服を着てた女の子が…その、すっごい機嫌悪そうにしてて…
その……急に能力を使ってその自販機を壊しはじめて…」

初春「と、常盤台中学の生徒が、そ、そんな野蛮なことを!?」

黒子「(常盤台………自販機………ま、まさか…)」

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/23(火) 23:59:28.74 ID:ZX7wI0De0

男2「あ、あの能力は確か…そう、超電磁砲だ!!ありゃ、有名な常盤台中学
のエース、御坂美琴だった!!」

男3「…幸い、近くに人がいなかったからよかったものの…下手したら怪我人が
でるとこでしたよ…全く…レベル5なら、何をしてもいいと思っているん
ですかね」

固法「そ、そんなまさか…いくら御坂さんでもそんなことするわけ…」

黒子「いや…今日のお姉さまならありえますわ…」

初春「ちょ、ちょっと白井さん!?」

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:10:16.33 ID:nUr6vZHZ0

黒子「お姉さま、普段から、自販機を蹴ってストレスを解消してらしたし…
きっと、今日の放課後、ジャッジメントの支部に来る途中で…」

固法「け、けど…証言だけじゃなんとも…、見間違いかもしれないし…」

初春「あの、目撃者の方すいません…もうちょっと詳しくお話を…
…ってアレ?」

固法「さ、さっきまでここにいたのに、どこにいったのかしら…?」

黒子「初春…固法先輩……この一件は、この黒子にまかせてくださいな…」

固法「…え…?白井さん…」

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:12:02.38 ID:nUr6vZHZ0

一方そのころ…

喫茶店にて

美琴「ってわけなのよ!!!ね、佐天さん、ひどいと思わない?黒子の奴!?
プールに落とすなんて!!」

佐天「…あ、あの御坂さん…言いにくいんですけど…それ…嘘ですよ、絶対…」

美琴「…え?」

佐天「だって、その事件が起きたのは昼休みなんでしょ?…白井さん、昼休み中は
ずっと初春と電話してたはずですよ?なんでも初春曰く、
白井さんにずっと御坂さんの愚痴を聞かされたとかなんとか…」

美琴「そ、そ、それ、ホントの話…?」

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:18:42.86 ID:nUr6vZHZ0

佐天「ええ。だって私、初春と同じクラスだから、間違いないですよ。」

美琴「う、嘘…、そ、そうなんだ…」

佐天「そもそも、御坂さん。白井さんが、そんなことするわけないじゃ
ないですか、そんな弱いもの虐めなんて…だって、白井さんは、学
園都市の治安を守るジャッジメントなんですよ?弱いものいじめする
やつを取り締まる人じゃないですか」

美琴「そ、それは…」

美琴「……(いや…そうだ、そうだよ…よく考えたら、黒子がそんなことするわけない…
朝のケンカでイライラしてたのは、私の方だ…。落ち着いて考えれば、そんな
の、すぐ分かりそうなものなのに…)」

39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:20:51.01 ID:nUr6vZHZ0

美琴「……け、けど、それじゃ、本当にプールに落とした犯人は、誰なのかしら…!?」

佐天「さあ…?そこまでは……けど、案外、自作自演だったりして…」

美琴「え?自作自演?それってどういうこと?」

佐天「だって御坂さん、学校ですごい人気じゃないですか!!ファンクラブ
まであるっていうし…だから、御坂さんといっつも一緒にいる白井さん
を妬んで、2人の仲をひきはなそうとして…とか…」

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:25:00.56 ID:nUr6vZHZ0

美琴「ま、まさかぁ……だ、だって、そんな感じの子達じゃなかったし…」

佐天「いやー、人は見かけによらないですよ御坂さん、特に女の子の嫉妬って
怖いから…」

美琴「そ、そうなのかな……け、けど、そんなことより、私、黒子に酷いこと
言っちゃった…黒子に謝らないと…」

美琴「(うう…けど、気まずいなあ…黒子…もう、寮に帰ってるかしら…?)」

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:30:01.14 ID:nUr6vZHZ0

その日の夜 寮内にて

美琴「た…ただいま…」

黒子「……………」

美琴「(うっ…く、黒子…もう寝ちゃってる…い、いや…寝たふりかな…
やっぱり怒ってるのかしら…)」

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:34:41.23 ID:nUr6vZHZ0

黒子「……………」

美琴「…あ、あのさ、黒子……さ、さっきはごめん……そ、そのさっき
佐天さんに聞いたら、黒子は昼休み中、初春さんとずっと電話し
てたんですってね……」

黒子「…………」

美琴「…い、いや、違う、そうじゃない…そんなアリバイなんかなくたって、
黒子がやるわけないって初めからわかりそうなものなのに…私、黒子のこ
と疑ってしまって…その、ほ、ほんと、ご、ごめ…」

黒子「も、もういいですの、お姉さま!!!」

美琴「く、黒子…」

46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:36:47.53 ID:nUr6vZHZ0

黒子「も、も、もう、今日の一件で分かりましたの!!お姉さまが黒子のことなんて
みじんも信用してないって!!く、黒子のことより、ど、ど、どこの馬の
骨とも知れない生徒達のほうが信用できるんですわ!!!!」

美琴「だ、だからそれは…!!」

黒子「それにお姉さま!!!どういうことですの!いくら、黒子のことでイライラ
してるからって、自販機を超電磁砲でぶっ壊すなんて!!下手したら、怪我人
がでるとこでしたのよ!!」

美琴「は、はあ!?なによそれ?なんの話よ、私、そんなことやってないわよ!!」

黒子「とぼけたって無駄ですの、お姉さま!!そ、そんなに何かに怒りをぶつけたい
でしたら、全部、黒子にぶつけてくださいまし!!!」

美琴「だから、私、知らないって…!!」

49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:43:42.55 ID:nUr6vZHZ0

黒子「い、いいですこと、お姉さま!?今回の自販機の一件は、黒子に免じて
水に流してもよろしいですの…ですが…もし、こ、今度、同じことが、
あったら…あったら…!!

…ジャッジメントとして、お、お、お、お姉さまをお縄にかけることに
なりますのよ!!!!」

美琴「………な!!……く、黒子、アンタ!!!!」

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:54:11.06 ID:nUr6vZHZ0

パリッパリッパリッ…!!!

美琴「く、黒子…あんた…そ、そ、それ本気でいってるのね…!!……いいわ、
だったら黒子、今度といわず、今私をお縄にかけてみなさい…!!!!あんた
にそれができればの話だけどねえ!!!!!」

バリバリバリバリバリッ!!!!!!

黒子「お、お姉さまがその気なら…!!!の、望むところですわ!!!!
ワタクシだって、レベル4の能力者!!そう簡単には…!!!」

バンッ!!(ドアが開く音)

寮監「やめんかぁぁお前等!!!!!!
…寮内で能力は禁止すると何度いえばわかるんだ!今日の朝にも注意した
ばかり…」

バリバリバリッ!!!!

寮監「御坂……?……おい!御坂!!…おい!!」

美琴「………」

55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 00:56:46.10 ID:nUr6vZHZ0

バリバリバリバリバリッ!!!

黒子「……(お姉さま……!)」

バリバリバリバリバリ!!!

寮監「や、やめろと言ってるんだ、御坂ぁぁぁ!!!!」

美琴「…はあ…はあ………」

パリッパリッ……

黒子「………」

59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:03:16.73 ID:nUr6vZHZ0

寮監「………御坂……。
…どうやら、今、お前達を同じ部屋にしておくのは
危険なようだな…。…御坂よ…上の階に寮の個室が一室だけ
開いている。今日は、そこで寝ろ。
…ただし、今日だけ特別だ。能力を使った罰も、今回は
大目に見てやろう。だが、そのかわり、少し、頭を冷すんだな」

美琴「…………はい…」

黒子「……………」

黒子「(お姉さま…さっきの攻撃……本気でしたわ…)」

黒子「(お姉さま…ワタクシがお姉さまと本気でやりあって勝てるわけない
ですのに……もし…寮監様が止めてくださらなかったら……お姉さまは…
ワタクシを…)」

60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:06:41.15 ID:nUr6vZHZ0

次の日

風紀委員活動第一七七支部

黒子「お姉さまじゃない?」

固法「ええ、壊れた自販機を調べた結果、明らかに能力ではなく、
鈍器のようなものの強打で壊された形跡があったわ。…それに
自販機の中の金品も奪われていたみたいだし……」

初春「おそらく犯人はスキルアウトじゃないかっていう話ですよ」

黒子「そ、そんな…で、ですが、それでしたら、あの目撃者の証言は…」

固法「実は、あの後、別のところから見ていた目撃者を発見してね…
その人の話だと、自販機を壊していたのは3人の男だったって…
おそらく犯人は…」

61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:08:22.98 ID:nUr6vZHZ0

初春「きっと最初の3人の証言者の人達ですね」

黒子「そ、そんな…ですが、な、なんで、お姉さまを陥れるようなマネを…」

固法「そりゃあ、御坂さんですもの。学園都市230万人の頂点、レベル5の御坂
美琴よ?恨んだり、妬んだりしてる連中は腐るほどいるんじゃないかしら?」

初春「御坂さん、よく、悪い人達をぶっ飛ばしていますもんね」

64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:16:44.28 ID:nUr6vZHZ0

黒子「お、お、お姉さま………ど、どうしましょう…う、初春…わ、わたくし、
昨日お姉さまにとんでもないことを……」

初春「え…ま、まだケンカしてたんですか、白井さん…?け、けど、大丈夫ですよ、
御坂さんなら謝れば許してくれますよ!」

黒子「(い、いや…き、昨日のお姉さまはそんなレベルの怒り方じゃなかったですの…
一時の気の迷いとはいえ……お姉さまをお縄にかける、なんてことを言って
しまうなんて……わたくしは……なんて、ひどいことを……)」

67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:21:00.93 ID:nUr6vZHZ0

その日の夜

初春の家

初春「で?白井さん…いつまで、私の家にいるつもりですか?とっくに
寮の帰宅時間は過ぎてますよね?」

黒子「そ、そ、そんなこといったって……寮に帰れるわけありませんの…昨日の夜は
寮監様が気をつかってくれて別々の部屋でしたけど……今日、お姉さまにどの
面下げて会えばよろしいのですの…!?」

初春「そんなこといって…ちゃんと謝るチャンスじゃないですか…
さっきも言いましたけど、素直に謝れば御坂さんだって…」

黒子「初春は昨日のお姉さまを知らないから、そんなこといえるん
ですの!!……信じられない目つきで黒子のことをにらんで
いたんですの!!」

71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:25:24.36 ID:nUr6vZHZ0

初春「み、御坂さんがそこまで……白井さん…なに言ったんですか…?」

黒子「そ、それは言えないですの…」

黒子「(思えば…お姉さまは昨日の夜、仲直りしようと、お姉さまの方から謝って
きてくださいましたのに……いいえ、それだけじゃありませんわ…
黒子の方こそ、お姉さまのこと、疑ってしまって…)」

黒子「(うう…し、しかし、今更、どの面さげて謝ればいいのですの……
もしかしたら、黒子を見た瞬間、電撃をぶっ放してきたりして…)」

黒子「(も、もしかしたら、もう、お姉さまとの関係は修復不可能なんじゃ…
そ、そんな…お姉さま…黒子は…黒子は…!!!)」

初春「(白井さん…ずいぶん思い悩んでるみたい…)」

76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:37:38.06 ID:nUr6vZHZ0

ぷるるる…(携帯のなる音)

初春「あれ、佐天さんから電話…?…もしもし?……ってええ!?」

黒子「…どうしたんですの?」

初春「あ、い、いやなんでもないです…白井さん、私、ちょっと席をはずしますね」

黒子「?」

77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:38:37.32 ID:nUr6vZHZ0

電話中(初春-佐天)

初春「御坂さんが佐天さん家に!?」

佐天「うん、なんか今日は寮には帰りたくないって…事情を聞いても
話してくれなくて…」

初春「じ、実は、白井さんも私の家にいるんですよ、佐天さん!」

佐天「え!!白井さんも……ってことはあの2人もしかして…」

初春「ええ…ケンカ中みたいなんです…」

78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:40:00.22 ID:nUr6vZHZ0

佐天「そ、そうなんだ、昨日、ケンカしてる話は私も御坂さんから聞いたけど、
もう仲直りしたものだと思ってた…」

初春「ど、どうしましょう、佐天さん…、こ、このままじゃあ…なんとか仲直り
させてあげられないですかね…」

佐天「うーーーん、……そうだ初春、こういうのはどうかな?」

初春「え?」

81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:48:34.31 ID:nUr6vZHZ0

一時間後…

黒子「はあ……」

初春「いいかげん元気だしてくださいよ、白井さん。折角、佐天さんが
夜、一緒にファミレスで食べようって、誘ってくれたのに」

黒子「そんな気分じゃありませんの……まだ、はあ…まだ歩くんですの…?」

初春「もう、白井さん、老人じゃあないんですから…、あ、ほら、見えてきましたよ
ファミレスが!店の前で佐天さん、もう待ってるみたい。」

佐天「初春~!!こっちこっち!」

黒子「ん…?……(ってええええええええええ!!!!!!あれは、
お、お、お、お姉さま!!!!な、な、なんで佐天さんと一
緒にいるんですの…!!!)」

86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 01:55:03.75 ID:nUr6vZHZ0

さかのぼること一時間前…

電話中(初春-佐天)

初春「なるほど、ファミレスで待ち合わせするふりをして、二人を引き会わせる
作戦ですね!」

佐天「うん、お互い今は気まずくて会いたくないみたいだけど…会えばさすがに
仲直りするでしょ!」

初春「だといいんですけど……また、ケンカになったりしないですかね…?」

佐天「う、うーーーん、だ、大丈夫だと思うけど……け、けどどっちにしても
会わないと仲直りもできないわけだし…」

初春「そ、そうですよね。ふ、ふたりなら、き、きっと大丈夫ですよね!!
あの2人なら!!」

90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:01:15.12 ID:nUr6vZHZ0

再びファミレス前

黒子「………………」

美琴「………………」

佐天「(げえ…………む、無言…)」

初春「(き、気まずいです…作戦は失敗かなぁ…?)」

黒子「(お…お姉さま…)」

91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:05:11.05 ID:nUr6vZHZ0

黒子「(お姉さま…、お姉さまが目の前に…!け、けど、全然顔見れ
ないのですの…ま、また…昨日の夜みたいな目つきで黒子のこ
とにらんでいるんですの…?)」

黒子「(と、とにかく、あ、あ、あやまらなくては……!!!
け、け、け、けど…な、なんて言ってあやまれば………!!)」

黒子「(し、しっかりするのよ、黒子!!ここで、あやまらないと、お姉さまと、
お姉さまとの関係が、一生駄目になってしまうかもしれないのに…!!
…あ、な、なんか泣きそうになってきましたわ…、や、やばい…涙をこらえて
いる場合じゃないですの!)

黒子「(け…けど…な、なんて言えば許してもらえるんですの…?
お、お姉さま…黒子は…黒子はお姉さまにひどいことを……
け、けど、お姉さま…黒子はお姉さまのこと……!!
お姉さま…う、うう…)」

98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:11:39.16 ID:nUr6vZHZ0

初春「(あ、やばいです…白井さん…今にも泣きそうな顔してる…)」

佐天「(あちゃー…作戦は失敗かな…白井さん、限界だよ…もう泣いちゃうかも
…御坂さんは…)」

佐天「え!?み、御坂さん!?」

初春・黒子「え?」

100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:14:11.29 ID:nUr6vZHZ0

ぼろっぼろっぼろっ…
美琴「う…ううう…く、黒子ぉ……」

黒子「お、お、お姉さま…?」

美琴「う、ふ、ふええええーん…」

佐天「(あれぇぇぇ!!な、なんでみ、み、御坂さんの方がぼろ泣きしてるの…!!)」

初春「(そ、そ、そんな…い、い、意外です…、み、御坂さんがこんな
に泣くなんて…!!)」

初春「み、御坂さん!!ど、どうしたんですか、だ、大丈夫ですか!??」

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:24:44.62 ID:nUr6vZHZ0

美琴「く…黒子…わ…わたし…ヒッ…ヒッ…あんたに…ひ…ひど…ご…め…」

佐天「み、み、御坂さん!!ほ、ほんとに大丈夫ですか!?
(そ、それにしても、泣き方が普通じゃない…)」

初春「(み、みてはいけないものを見ている気が…)」

黒子「……お姉さま…」

美琴「ぐす…ぐす…わ、わたし…く、黒……に…ひど…ひっ、ひっ…言って…
そしたら…ひっく、ひっく……黒……子…が、ひっく…わ、わた……を
お、お、お縄にかけ……言うから……ぐす…ぐす…」

美琴「こ、こんなに黒子が……ひっく…怒るなんて……思わ……な…くて……
わた…すご…ひっひっ…ショ……ックで……で、でもく、黒子…わた…
じ…自販…機、壊したりとか…してな…ぐす…ぐす…だよ…?」

初春・佐天「……………(な、なんていってるか全然わからない……)」

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:28:44.57 ID:poifDrKL0

美琴がかわいすぎて生きているのが辛い

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:34:28.73 ID:nUr6vZHZ0

初春「(…さ、佐天さん、これっても、もしかして、白井さんより、
御坂さんのほうが精神的に追い詰められてたんじゃあ……?)」

佐天「(うん…よくわかんないけど、白井さんに何かひどいこと言われたのが、
効いたのかな…?…小さい子供みたいに泣いてる…も、もしかして、
御坂さん、実はすっごく打たれ弱いのかも…)」

黒子「お、お、お、お姉さまぁ………」

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:38:19.20 ID:nUr6vZHZ0

美琴「ううううう~…け、けど…、さ、最初にヒック…ヒック…アンタ…
疑った…は…わたし…ヒック…ぐす…ぐす…から…わたし…悪……だから…
…く、黒子…ほん……に…ごめん…………」

佐天「(い、いま、謝った!!謝ったよね…!?み…御坂さんの方が最初に
謝った!)」

初春「(い、今です!白井さん!白井さんも今あやまれば……)」

黒子「う」

黒子「うううううううううううううううう……お、お姉さま…
お姉さまお姉さまお姉さまお姉さまおねえさまおねえさま
おねえさまおねさmさおねあgじゃ…」

初春・佐天「え………」

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:41:00.04 ID:nUr6vZHZ0

黒子「お姉えええええええええさあああああああああ
ああまあああああああああああーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

ガバアッ!!!

美琴「きゃああああああ!!!」

美琴「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ…く、黒子!!???
なんで急に抱きついて…!!」
黒子「お姉さま!!!わ、私のほうこそ、お姉さまにひどいこと言って
も、申し訳ありませんのぉぉぉぉぉぉぉっぉぉ!!!!お…お姉
さまが、そ、そんなにき、傷ついていたなんて……ほ、ほんとに…
ほんとにごめんなさいですのぉぉぉぉぉぉぉーーーーーー!!!」

美琴「……く…黒子…わ、わたしのほうこそ、ほんとごめんね…ぐすっぐすっ…」

初春・佐天「(よかった…)」

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:44:36.37 ID:nUr6vZHZ0

初春「…どうやら、お互い仲直りしたくてしょうがなかったみたいですね」

佐天「うん。…まあ、これにて一件落着ってやつね」

初春「そうですね………あ、そういえば、まだ、夜ご飯まだだから、みんなで…

………って…あ……いや……佐天さん、やばいです、どうしましょう…」

佐天「え、なにが?」

初春「白井さんが…暴走しはじめてます…」

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:51:28.01 ID:nUr6vZHZ0

美琴「ちょ……黒子…も、もう分かった!分かったから!!
も、もういい加減はなれなさいよ!!!」

黒子「お姉さま!お姉さま!お姉さま!お姉さまぅぅうううわぁ
ああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!お姉
さまお姉さまお姉さまぁううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハー
スーハー!いい匂いですわ…くんくん
んはぁっ!お姉さまの髪をクンカクンカですわ!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えましたわ!モフモフしたいですわ!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモ
フ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
お姉さまの泣き顔かわいすぎですわ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!
ふぁぁあああんんっ!!
仲直りできてよかったですわお姉さま!あぁあああああ!
かわいい!お姉さま!かわいい!あっああぁああ! お姉さまと
仲直りできてうれしいですわ…いやぁああああああ!!!にゃあ
あああああああん!!ぎゃああああああああ!!
(中略)
いやっほぉおおおおおおお!!!お姉さま!!やりましたわ!!ひとりでできるもん!!!
お、お姉さまああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあお姉様ぁあ!!(中略)
ううっうぅうう!!黒子の想いよお姉さまへ届け!!学園都市のお姉さまへ届け!」

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:52:51.84 ID:nUr6vZHZ0

美琴「………は・な・れ・ろ・って……

いってんでしょうがあああああああああ!!!!!!!!!!」

バリバリバリバリバリィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

佐天「(あーーーーあ…)」

初春「(白井さん…台無しです…)」

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:54:09.56 ID:nUr6vZHZ0

後日

喫茶店にて

佐天「結局、御坂さんをだました常盤台中学の生徒、見つからないんですか?」

黒子「ええ…まあ、3人の生徒の顔を見たのはお姉さまだけですし…そのお姉さま
も顔をあんまり覚えていないとあっては…」

美琴「しょ、しょうがないでしょ!?3人と会ったのってほんの数分だし…」

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:55:12.61 ID:nUr6vZHZ0

初春「自販機を壊した真犯人もまだ、捕まっていませんしね」

佐天「けど、こんな事件が2つも同時にお二人にふりかかるなんて…
これはやっぱり匂いますね~」

初春「ようするに、その御坂さんをだましたグループと、白井さんをだました
犯人がグルってことですか?」

佐天「だって、偶然にしてはできすぎてるでしょ!?やっぱりこの学園都市には、
お二人の仲を引き裂こうとしてる人達が…」

黒子「ふっ…そんなことはもうどーーーーーでもいいですの」

佐天・初春「え?」

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 02:59:23.82 ID:nUr6vZHZ0

黒子「いいですこと?お姉さまはこの学園都市230万人の頂点、7人しか
いないレベル5の第3位…そしてわたくしは学園都市の悪をとりし
まるジャッジメントですのよ?

元々、妬まれたり、恨まれたり、羨まれたりする存在…
敵なんて学園都市に吐いて捨てるほどいることぐらい、わかりき
ったことですの」

佐天「そ、それはそうかもしれないですけど…いいんですか?今回、2人
をだました犯人を野放しにしていて」

黒子「まあ、もちろん野放しにはいたしませんけど…仮にその連中を捕まえた
ところで…どうせ、そのような連中は次から次にでてきますの」

黒子「けど…黒子は、今回の一件で確信しましたの…たとえ、どん
な相手が黒子とお姉さまの前にたちふさがろうとも…2人の愛
は、永遠だということが…!!!」

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/24(水) 03:01:40.86 ID:nUr6vZHZ0

美琴「な、あ、愛とかいってんじゃないわよ!!うっとしいわね!!!」

初春「ま、まあまあ、御坂さん…」

黒子「(フヒヒ…そ、それにしても…あの日のお姉さまのこと…
思い出すだけで…黒子は…黒子は…や、やばいですわ、
また、理性が……プツンッ!」

黒子「お姉ええええええさまあああああああーーーーーーん!!!
黒子は!黒子はもう……!!きええええええええええ!!!」

ガバア!!!

初春「ちょ…!!白井さん!!!??こ、ここどこだと思ってるんですか!??」

佐天「き、喫茶店では止めてください!!」

美琴「だかっらあああああ、あんたは、その変態精神をなんとかしなさい…
って……いつも、言ってんでしょ大オオおおおがあああああああああ
ああああ!!!!」

バリバリバリバリバリバリィィィィィィ!!!!!!!!!!

佐天・初春「あーーあ…」

おしまい

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